「おすすめ自主学習」の前に、おすすめする「心得」
子どもにおすすめの自主学習があれば、親として知っておきたいだろう。
しかしどんな自主学習を始めるにしても、サポートする親の心がぐらぐらしていると、子ども本人が安心して打ち込むことができない。
そんなサポート環境では、自主学習や習い事も中途半端に終わり、注ぎ込んだ月謝も無駄になる。
それでは、どんな自主学習もおすすめできない。
この記事では、自主学習を実りあるもの・経験とするための心得を解説する。
今後の子どものことを考えるならば、読んでおいて損はないはずだ。
心得に気づいた私のプロフィール
15年の公務員生活に見切りをつけ独立、個人事業主に。
現在、5歳娘と3歳息子の2人を子育て中、妻はフルタイム勤務。
公務員時代、いろんな自主学習に取り組むも、同僚からバカにされる経験あり。
閉塞していく日本で子どもや周囲の若者の芽を摘ませないためにも、この記事をまとめる。
くわしくは、内部リンクのプロフィールへ
自主学習を始めるチャンスは少ない
地味な地方公務員でも15年以上働いていると、それなりに大イベントに出くわすことがあある。
心得に気づく出来事は、外務省が主催する国際イベントでのことだ。
これは、地方公務員の私が応援スタッフとして派遣された際の実話である。
外務省のイベントなので、外国プレスも多数訪れ、我ら日本スタッフが他言語に触れる機会もある。
当時、若かった私は「こんな機会はめったにない!」と思い、無謀にも応援スタッフ募集に立候補してしまった。
実際のところ、数日間だけだが「外務省職員として出向」扱いになる、まれな機会だ。
後日談だが、わが自治体からは私以外にだれも立候補しなかった。
大変なのは、そこからだった。
本番までの1か月ほど、急いで英会話学校2校に通いつめた。
私の配属は庁内で1,2を争うくらい多忙な職場であったが、その隙間を縫って英会話学校に通うことにした。
残業中に中抜けして、英会話学校に通った日もたくさんあった。
今回の投稿では、そんな公務員時代の出来事をもとに、「物事を新たに始める際の心得」を分析した。
「社会に出てからも学び、進化し続ける大切さ」から始まり、
「自らの子どもや若者たちが挑戦する際の、周りのサポーターとしての心得」まで考察している。
ぜひ最後まで読んで、子どもたちの可能性を広げられる”良き先人”になってほしい。
ショボい同僚に言われた言葉「付け焼刃」
私はもともと、「今までの人生で、自分には大した英語スキルは培われていない」と自覚していた。
一方、自らの趣味で、中国や台湾に何度かひとり旅をしていた。
そのために中国語の語学学校にも通ったこともあり、北京や上海で片言の中国語(普通語のみ)を駆使し、無事に帰国することができた。
言語習得の決め手は、実際の現地で日本語を使わない状況に身を置き、「その土地の言葉で話す」感覚に慣れることだと実感している。
このような経験をもとに、”外国語を理解しようとする脳”を多少は持っているつもりだ。
今回の英会話学校のW受講は、外国語を話す”感覚”を呼び覚ますためであった。
当時の職場でも、外務省派遣は話題になり、私が英会話学校2校に通っていることも噂になった。
私が尊敬する先輩は、
「すごいな。立候補もそうだが、この忙しさで学校に通うのもなかなかできない」
と嬉しい言葉をかけてくれた。
一方、しょぼい同僚は、私に面と向かってこんな憎まれ口をたたいてきた。
「しょせんは、付け焼刃。そんな語学力で役に立つのか」
確かに、この準備により外国語脳は覚醒してきたが、英語力自体には不安があったまま当日を迎えた。
イベント期間中は外務省特有の連続激務により、数日間があっという間に終わった感がある。
結果的に、英語自体はあまり使用する機会はなかった。
しかし、欧州系のメディアプレスから道を尋ねられた際、見事に英語で案内できた。
何も臆せず、数日間の外務省職員として堂々と対応できた。
外国語脳が、しっかりと覚醒していたのだ。
イベントが終わって一連の出来事を振り返ってみると、英語はあくまで”入り口”であった。
今回の教訓は、もっと深いところにあると気づいた。
日本の一般的な職場環境で、英語を使うと?
日本は英語に弱い。
私が公務員1年目の際の恥ずかしい話だ。
当時の所属部署において、外国人相手の電話に英語を必死に使ったことがあった。
私の電話の声も大きかったのか、英語だからフロア内の同僚の耳に入りやすいのか、いろいろと話題になった。
そんな中、ある二人の同僚からの意見が対照的であった。
当時のスパルタ系ダメ上司からは、「くその役にも立たん」と一蹴された。
この上司は典型的なパワハラ上司で、周りの同僚からもひどく敬遠されていた。
一方、ある所属幹部は、「必死になった頑張っていた。若いからできるのか、大したものだ」
私はこの言葉を胸に刻み、以後、外国語を恐れずに使うことができるようになった。
英会話などの自主学習をモノにしていくには
さて本題に戻る。
英語やその他の自主学習でスキルを学び始めるとき、だれもが最初は初心者だろう。
恥ずかしがることはない。
頑張って続けていても、生活環境の変化で中断することもきっとある。
そんな時、ふと再開するきっかけに出会うことがある。
私にとっては、今回の外務省イベントであった。
英会話学校2校に通うなど形から入ることで、確かに「付け焼刃」で飛び込んでしまった。
しかし、そんないつ来るか分からない機会のために、準備万端で構えている方がいるだろうか。
そのような機会を自分のチャンスと捉え、学びを再開してしまえばよいのではないか。
今回の外務省の派遣では、私は英語を使って活躍をしたわけではない。
しかし、「英語を使う度胸と自信」を手に入れた。
これは単なる「良い思い出」としてしみじみ思い返すものではない。
自らの糧となる立派なものである。
勇気を持ってその環境に飛び込んでみないと、獲得できないものである。
きっと、次のビッグチャンスが来た際には、再度勇気を持って飛び込めるだろう。
私の中で、「学び、トライする自信」が確立された瞬間であった。
私は、飛べる。
周りの先人やサポーター
私がこのような自信を持てたのは、その都度、周りで励ましてくれた方がいたからである。
もちろん、他人の挑戦を嗤う輩もいた。
しかし挑戦を励ましてくれる方がいるからこそ、自らを奮い立たせ何度でもチャレンジできるのだ。
【まとめ】子どもや若者の挑戦に際してのおすすめの心得
まとめとして、自身の子どもや周りの若者が自主学習や新たな物事に挑戦する際、周りのサポーターとしての心得をお伝えする。
具体的なポイントは、次の3つ。
1.口出ししたい気持ちをグッとこらえ、見守ること
まずは、その「やりたい!」「やろう!」という意思を何よりも尊重する。
特に自身の子どもの場合は、地理的・金銭的制約があるかもしれない。
しかし、「目標達成させるにはどうしたらよいか」を考え、親としていろんな手段を模索してあげて欲しい。
2.ネガティブ発言をせず、応援すること
やり始めたら、途中で「やっぱり無理だよね~」などのネガティブ発言は慎む。
これは、後から恨まれ嫌われるだけである。
もし、習い事が続かないようであれば、それは合わなかっただけ。
節目でスパッと気持ちよく切り上げさせることも大事だ。
3.失敗しても「ナイス、トライ!」
途中で挫折したり辞めてしまっても、その挑戦した姿勢を褒める。
当然ながら、子どもや若者はその分だけの経験をして成長している。
さらに、そのフォローの言葉が次への活力となり、学び続ける姿勢がきっと形づくられる。
「付け焼刃」発言の真意とは
「付け焼刃」
言われた私も、ずっと根に持っている。
発言した同僚の根源にあるのは、嫉妬だと思う。
挑戦しようとする私に対して、その同僚は負の感情が先に出てしまったのだろう。
特に、自らの子どもには絶対してはいけない発言である。
物事を始める際には、付け焼刃のときもたくさんある。
しかし、形から入ることは、悪いことだろうか。
最初は付け焼刃だとしても、そこに時間と労力を注ぐことによって、本物になっていくと信じている。
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