【地味な方治が、華々しく登場!】漫画版とリメイクアニメ版との違い Vol.10
道中に志々雄と遭遇しながらも、操と共に京都に到着した剣心。
剣心を追う薫たちも、京都に集うなか、剣心は2人の人探しを葵屋の翁に依頼することに。
今回も、原作との違いが少ない(泣)
またまた原作との違いが少なく、最後の最後までやきもきする展開が続く。
これは、原作にケチが付けにくいほど面白いということ。
今回もマニアックな違いを楽しんでいただきたい。
『るろうに剣心』を語る私のこと
〇 私(スカイハイ)
片田舎で男性公務員だったが、第2子誕生の際に1年間の育休を取得。
育休後に復職するも、将来を見据え、退職・独立。
引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、ブロガーとしても活動中。
中学生の頃から『るろうに剣心』が大好きで、毎日コミックスを1巻ずつ読み続けた。
私よりも先に、左之助が「二重の極み」を会得してしまった(泣)
詳しくは、私のプロフィールへどうぞ(内部リンク)
制作サイドへのリスペクトを忘れずに
私は『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚(めいじ けんかく ろまんたん)-』が、好きだ。
毎週「アマゾンプライム」で、リメイク版「るろ剣」の新話を心待ちにする日が続く。
毎週見ていく中で、ところどころ、原作の漫画版と異なるところに気づく。
私は思春期に漫画版を読み込み、毎日1巻ずつは平気で読んでいた。
「るろ剣」の技としては、牙突が最も印象深い。
アニメは高いクオリティでリメイクされているが、生粋の「るろ剣ファン」としては、どこが違っているのかとても気になる。
そこでその「違い」について、原作版・リメイクアニメ版を問わず制作サイドにリスペクトを払いつつ、読者さんとマニアックに共有していきたい。
・なぜ「るろ剣」の違いを、記事にしようと思ったのか?その熱い思いはこちらから ↓
『リメイク版アニメ『るろうに剣心』漫画版との気になる違い Vol.1』
第31話 「京都 到着」
あらすじ
志々雄との遭遇もあったが、無事に京都に到着し操を送り届けた剣心。
しかし操の実家は、京都御庭番衆の情報収集方・葵屋。
操の育ての親でもある翁(おきな)に、剣心は2人の人探しを頼むことに。
一方、志々雄も京都のアジトに到着し、国盗りの準備を始めていた。
みどころ1 平和な新井青空の家族
剣心は折れた逆刃刀を調達するために、刀匠の新井赤空(しゃっくう)を探してもらう。
しかし赤空は逝去し息子の青空(せいくう)が継いでいたが、包丁などや鎌などの生活用品ばかり作っており平和な家族を構築していた。
そんな青空に対して、剣心は逆刃刀を打ってもらうことを諦める。
青空 「この平和な明治に もう刀なんていらないんだ」
違い:志々雄のアジト内が華やかに
漫画版では
志々雄と由美が京都のアジトに到着すると(由美曰く、洞窟)、部下がずらっと整列し、地味な方治が待ち構えている。
方治がとても地味な登場です。
リメイク版アニメでは
到着した志々雄を、部下たちが地面を棒の柄で叩き、地鳴りのような状況に。
その先で、グラジオラスの花束を持った方治が待ち構え、花名の由来と「勝利」という花ことばまで説明する。
違いを考察
十本刀でもっとも地味な(?)方治、まさかの華々しい登場。
(原作では、最後のおいしいところを持っていきました)
実は方治は単なる事務方ではなく、戦闘も可能なのです。
スピンオフ作品では、ライフルを見事に扱うなど、銃火器の取り扱いの腕もぴか一なんです。
そのような原作者サイドの方治愛が、この登場に現れているようです。
第32話 「十本刀・張(ちょう)」
あらすじ
剣心の逆刃刀製作の依頼を断った新井 青空(せいくう)。
しかし、志々雄の元に一番に駆け付けた十本刀の張は、新井 赤空(しゃっくう)の”最後の一振り”を求めて、青空の息子の伊織を人質にとる。
刀が折れた剣心は、張を退け伊織を救い出すことができるのか?
張 「赤空の最後の一振り ある?」
みどころ1 十本刀の実力
宗次郎とは相まみえたが、剣心を仕留めにかかる志々雄一派の第一陣は刀狩りの張。
志々雄の命令外の行動とはいえ、その実力はいかほどか?
最初は刀が折れた剣心が優勢だったが、張はとんでもない刀を身に付けていた。
張 「こっからが 真骨頂や」
違い:張による伊織の誘拐
漫画版では
張が現れた際、伊織はコマで遊んでいる。
リメイク版アニメでは
伊織はけん玉で遊んでおり、張もけん玉にチャレンジするなど子どもに優しそうな一面を披露する。
違いを考察
けん玉は、張の特技への前振りだった。
張曰く、けん玉は初めてで上手くできないけど、刀でならば上手くできるという自慢に繋がっている。
また、妻の梓(あずさ)が張に切られたかのような描写があり、「うそー!」と思ってしまった。
しかし切られたのは、けん玉だったというまさかのトリック!
製作陣の素敵な遊び心に、見事に一本取られた。
第33話 「禁忌の抜刀」
あらすじ
剣心の逆刃刀製作の依頼を断った新井 青空(せいくう)。
しかし、志々雄の元に一番に駆け付けた十本刀の張は、新井 赤空(しゃっくう)の”最後の一振り”を求めて、青空の息子の伊織を人質にとる。
刀が折れた剣心は、張を退け伊織を救い出すことができるのか?
みどころ 剣心の葛藤
赤空の最後の一振りを手にした剣心だが、囚われの伊織を助け出すために「不殺の誓い」を破ることになるのか。
意を決して抜刀した剣心だが、意外な結末が待ち受ける。
違い1:張のオリジナル技
漫画版では
張が繰り出した技は、「我流 大蛇(おろち)」のみだった。
リメイク版アニメでは
原作の大蛇に加えて、「蜷局(とぐろ)」、「毒牙(どくが)」と、惜しげもなく披露した
違いを考察
張のオリジナル技が追加されたが、やはり蛇のちなんだ技名だった。
ネチネチ攻め込むあたりが、張にぴったりだ。
張「 実演を 踏まえてな 」
違い2:回想シーンで来週に持ち越し
漫画版では
みんなで葵屋に戻り、剣心が赤空に思いを馳せながら、逆刃刀・真打を受領する。
リメイク版アニメでは
剣心が赤空に思いを馳せたと思いきや、がっつりと回想シーンに突入。
まさかの次週持越しに、こちらも興奮。
これは完全オリジナルの展開か。
違いを考察
原作では少しの回想シーンだったが、話数調整の尺稼ぎもあるのか?
私には、赤空の声が「ワンピース」の剣豪・ゾロの声に聞こえた。
週刊ジャンプ作品の剣客つながりで、嬉しい絡みのようにも思える。
赤空 「 餞別だ。出来損ないだが 今のお前には十分過ぎる一振りだ 」
第34話 「逆刃刀 初撃」
あらすじ
赤空の最後の一振りは、なんと逆刃刀の真打であった。
驚愕の事実を前に、剣心はその逆刃刀を初めて振るった日のことを思い起こしていた。
みどころ 流浪人・剣心の葛藤
人斬りの過去に悩む剣心は維新側を離れ、江戸の上野山を放浪していた。
しかし無理がたたり弱っているところに、気の良い夫婦に介抱してもらえることになった。
しかしその夫婦に危機が迫るなか、剣心はどう動くのか。
違いはない!完全にアニメのオリジナル話
今回は、全くのアニメオリジナルのお話。
やきもちを焼いてしまうくらいのおしどり夫婦に剣心が圧倒されるも、最後は気持ちのよいエンディングだった。
最後は、京都の葵屋で剣心が刀を拝領して終了だ。
(やっぱり、赤空はゾロの声優さんだった)
まとめ 次はもう一人の探し人
逆刃刀・真打を手にした剣心は、もう一人の探し人のもとに向かう。
いよいよ、るろ剣で最強の漢である’彼’が登場するのだ!
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