食事制限ダイエットに関する注意点&メリット
読者のみなさんは、自身の健康にどれだけ気を遣っているだろうか?
良い仕事をしたり家族との幸せな生活を送るには、健康が何よりも大事である。
しかし若いうちは当たり前のように健康な方が多い。
それゆえ、健康がないがしろにされがちでもある。
仕事や育児をしていると、ダイエットまで気が回らない!
たしかに仕事が忙しかったり育児をしていると、食事制限やダイエットに気力を割きにくい。
しかし、私はそのような仕事や育児の条件を有効活用し、習慣化することで食事制限ダイエットに成功した。
この記事では、その成功の考え方やノウハウをお伝えする。
何よりも読者のみなさん健康が大事なので、最初に注意点とメリットを説明する。
注意点
この記事は、私が健康に留意しつつ独自に行った長期的な食事制限ダイエットである。
成長期のお子さんや、妊婦さん、体調不調の方におススメするものではない。
健康的な生活を送れるように、習慣化による長期的な節制を目的としている。
この記事をご参考にされ、ご自身の体調・ライフスタイルにマッチした方法を探す手がかりになれば幸いである。
メリット
この記事で紹介する食事制限ダイエットでは絶食(主に夕食)による苦労を伴う。
しかし1日のカロリーをあまり気にせず自由に食べられる。
なにより絶食時間外ならば、1食ごとのオーバーカロリーに気を遣う必要がない。
自宅でも外出先でも、食事に関するストレスが各段に低下した。
何よりも、この食事制限ダイエットにより身体の調子がグンと良くなった。
風邪もひきにくくなり、仕事のパフォーマンスも向上したのである。
成功のポイント「マインドチェンジ&時間を味方につける」
最初に、減量を成功させるための2ポイントを示す。
ⅰ 簡単なマインドチェンジを行なう
ⅱ 仕事・家庭内の時間をうまく管理し、味方につける
以下で、これらのポイントを詳しく説明する。
はじめに 簡単なマインドチェンジその1
私は、自分に甘い。特に、甘いものをガマンできない。
お酒やたばこは一切やらないが、チョコレートなどの甘いものは生活に欠かせない。
20歳代の頃は甘いものを食べながらも、運動により一時的なダイエットには成功した。
しかし、30歳代になると運動量や代謝も低下するので、そう上手くはいかない。
だが甘いものの誘惑が消えないので、体重は減らずモヤモヤした日が続いていた。
そんな中、自らのマインドチェンジを行ない節制に取り組んだ結果、10kg以上の減量に成功。
(正確には、1年以上かけて71kg→58kgまで減)
今でも甘いものを買い込んでしまうが、節制を続けることで60kgをオーバーすることはない。
以下に、その具体的な節制方法を説明する。
最初のマインドチェンジ
ここから、「ダイエット」という言葉は最後のまとめまで控えることにする。
ダイエットという言葉では、「一時的なガマン」と脳が勘違いしてしまう。
そしてある一定の体重まで減量すると、その達成感からリバウンドする可能性があるからだ。
そこで、この記事では「節制」と呼ぶことにする。
そうすることで、「自身の身体をケアするための半永久的な習慣」と脳にインプットさせる。
この記事では、この節制を成功させたいあなたに対して、簡単なマインドチェンジを2点求める。
節制日の食習慣
節制のキモは、「1日に16時間以上の絶食時間を設ける」ことである。
まず、私の節制日である土・日曜日の食習慣を紹介する。
節制日の具体的なスケジュール
・午前7時に家族と朝食。
・午前10時頃、子どもとおやつ(+大人は陰で高級おやつ)
・午後1時までに昼食+午後2時までにスイーツを食べ終わる。
ここから、16時間以上の絶食スタート(節制タイム)。
~翌朝6時半の朝食まで、食べ物は食べない。
飲みものは、水、お茶、無糖の炭酸水はOK。
この土・日のほか、火~木曜日のうち1日を同様の節制日とする。
その結果、毎週3日の節制日を設けている。
絶食16時間以上でオートファジーが働く
16時間以上何も食べないでいると、胃が空っぽになる。
その状態で、体内のオートファジーが働きはじめる。
オートファジーとは、細胞内で老廃物や損傷した細胞器を分解し、再利用可能な物質に変換するプロセスのこと。
細胞内の老廃物質や異常なタンパク質を分解して除去する、細胞の重要な生理現象の一つである。
単に総カロリーが減少している分で痩せる、という見方もある。
簡単なマインドチェンジその1 胃腸を休める
16時間以上何も食べない目的は、減量ではない。
何十年も酷使している、大事な胃腸をしっかり休ませるためである。
胃腸での消化・吸収にはエネルギーを使う。
頭ではわかっていることだが、なかなか実感しにくい。
しかし、風邪などでツラいときは、どうか?
食べるのが億劫だろう。
食べた後に苦しくなるのがわかるだろう。
胃腸に食べ物がある限り、こうやって胃腸が働き続けているのである。
ここでは、「大事な胃腸を休めるための16時間以上絶食」とマインドチェンジしてもらいたい。
育児との兼ね合い パートナーの協力
この16時間絶食の最もツラいところは、家族と晩御飯を伴にできないところである。
まさに「指をくわえて見ている」状態である。
これを乗り切るコツは、パートナーの理解・協力を得ることである。
幼児は御飯を残しがちだが、もちろんそれを食べることはできない。
愛しい!妻が作ってくれた料理は、「明朝、ありがたくいただきます」と許しを得る。
このようにパートナーの協力なしでは、成り立たない仕組みである。
なお、罪滅ぼしとして、幼児の食事フォローや、食事中に何かを取って来るなどのタスクが発生する。
育児との兼ね合い(時間を味方につける)
晩御飯を食べない節制日には、なるべく早寝に徹する。
子どもらを寝かしつけしながら、一緒に寝てしまうのがベストである。
翌朝は自然と早起きになり、健康にもよい。
空腹のまま起きているのはツラいので、子どもたちと早めに寝てしまった方がラクである。
忘れないで!大事な回復食
絶食明けに忘れてはいけないのが、通称「回復食」。
絶食明けは空腹のため、たらふく食べたい!・・・は、分かる。
しかし、空っぽの胃に食べ物をガンガン放り込むと、胃に負担がかかる。
そのため、まずは野菜から食べること。
忘れないで!タンパク質の摂取
1食減らすことで不足しがちになるのが、ずばりタンパク質!
お肉・お魚は美味しいけど、調理の手間がかかる!
そんな方への私のおススメは、豆乳。
未開封ならば常温で4か月は保管できるので、備蓄としても有効だ。
今のところ、牛乳ほど物価高騰のあおりを受けていない。
開封しても、冷蔵庫内で横置きできる。
意外なことに見切りセール品として、ドラッグストアにも頻繁に並ぶ。
そのほかには、無塩のナッツ類もおススメ!
空腹時に食べると、絶食明けのご飯食べすぎ防止の手助けとなる。
簡単なマインドチェンジその2 「1日3食」という最近の常識
現代の私たちは、1日3食が当たり前である。
しかしこれは、いにしえから続く習慣ではない。
明治維新後に政府の方針により、国民の健康増進のために、朝・昼・夜の「1日3食」が望ましいとされたことによる。
長い人類の歴史からすると、比較的新しい習慣だったのである。
それまでは、1日2食。
当時は電気もなく、日が沈めば寝るだけの生活。
夕食はほとんど食べていなかったとされている。
当然ながら育ちざかりの子や、栄養を必要としている状態の方は、1日3食が望ましいことは言うまでもない。
しかし、エネルギー代謝が落ちてきている年代でも、そこまで栄養を必要としているだろうか。
今一度、再考してもらいたい。
空腹に耐えられないときのお助けアイテム&コツ
どうしても空腹なときは、水分をとることをおススメしたい。
「満腹である」と、自らの脳に勘違いさせることが重要。
特に私のおススメは、無糖の炭酸飲料。
この強炭酸が、空腹感をバグらせてくれる。
我が家で利用するネットスーパーでは、1本100円ほど(1ℓ)。
総額調整の際に注文しやすく便利である。
私は晩御飯で、この炭酸飲料のみ飲んでいることが多い。
加えて、晩御飯の絶食を乗り切るコツがある。
それは、昼食(+おやつ)後に、丁寧な歯磨き&口腔ケアを行なうのだ。
これで、もし誘惑に負けて晩御飯を食べそうになっても、
「さっきの口腔ケアが無駄になる!」
と自制することができる。
他の平日にも「1日2食」を実践
ここまで説明してきた私だが、毎日の16時間以上絶食はできない。
しかし、節制のリズムを崩したくないので、次善策を考えた。
それは、節制日以外の平日4日を昼食抜きとしていた。
食事を1回するとしても、準備・食事・後片付け・食後の休憩が伴う。
そして、あっという間に1時間は過ぎる。
その後、満腹状態では午後の仕事に集中しにくい。
私は公務員として働いているときも、これを半年間実践してみた。
今まで昼食にかかっていた時間を周辺の1,000歩以上の散歩に置き換え。
あとの残り時間は、静かな部屋での仮眠と読書に充てる。
これで午後からも、午前中と同じ集中力で仕事に臨めていた。
まとめ 仕事・家庭のペースと食事制限ダイエットをうまくマッチさせる
以上の方法で、私は節制(食事制限ダイエット)を習慣化し、育児・仕事とうまく絡めることができた。
長期的な取組で習慣化することによって、
「ツラい食事制限ダイエット」→「健康的で前向きな節制」にマインドを切り替えることができた。
もちろん家庭によって、お子さんの年齢や状態によって状況は異なる。
しかしその中で、自らの仕事や育児生活に伴う条件を前向きな節制に結びつけることで、
育児生活、仕事、健康と多方面への好循環が成立するのである。
コメント