すき家のみそ汁に、ねずみの死骸🐀
2025年3月、耳を疑うニュースが飛び込んできた。
株式会社ゼンショーホールディングス傘下の大手牛丼チェーン店『すき家』は、2025年3月31日から4月4日まで、一部店舗を除くすべての店舗の営業を取りやめると発表した。
これは同年1月、鳥取南吉方店で利用客に提供したみそ汁にねずみの死骸が混入していたことが明らかになったことによる。
当時からXに写真付きで投稿されていたらしいが、運営会社の対応は後手に回ったようだ。
本当に?
ゼンショーの公式発表によると、死骸混入について事実を認めその原因に言及している。
当社が実施した現地調査および店内カメラの映像確認の結果、当該店舗の大型冷蔵庫の扉が店外に面しており、その下部に設置されたゴム製パッキンに生じていたひび割れから混入したネズミが侵入した可能性が高いと結論付けております。また、お椀への混入は、みそ汁の具材を入れたお椀を大型冷蔵庫で一時保管していた間に混入した可能性が高いと考えております。
一応は混入の事実を認めているような形だ。
子育てや仕事に役立つ教訓
一般的な感覚として、まずは「ネズミが入っていたら気づくだろ!?」と突っ込みたいだろう。
もちろん普通の感覚ならば気づくだろうが、気づけないくらいの状況も想定できる。
それはこれからの人手不足の日本社会において、避けて通れない問題があるのだ。
学生などのお子さんにも、ぜひお伝えいただきたい内容だ。

牛丼チェーン店で働いた私のこと(プロフィール)
田舎の県で地方公務員として、約15年間勤務する。
前職の経歴と風貌から、公立病院のクレーム係などハードな部署に回され続ける。
第二子誕生の際、当時の男性では珍しい1年間の育休を取得。
育児をこなしながらも、今後の人生を真剣に考え公務員を退職して独立。
引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、ブロガーとして歩み始める。
大学生時代に、すき家とは異なる牛丼チェーン店で1年以上アルバイトを行なった。
・もっと知りたい方 → 私のプロフィールへ(内部リンク)

混入の事実を疑いたくなった根拠
おそらく牛丼屋のみそ汁はキッチンの寸胴でみそ汁を温めておいて、適宜提供するシステムがメインだろう。
提供する際にも1グラム単位で分量が決められており、最初の頃はそのグラム数を盛れるようにはかりを使って研修を行なう。
慣れてくると「ちょっと重いな」などと、手の平の感覚で分かってくる。
ネズミ1匹の重さを20gだとしたら、普通の従業員ならば明らかに違和感を感じてしまう。
そもそもみそ汁を注ぐ際、お椀の中身を見れば一目瞭然だろう。
このように牛丼屋で働いた身としては、明らかに気づくだろ!というポイントがあるのだ。
真実だとしたら
ネズミの混入に気づくだろう!と突っ込みたいが、絶対に気づくということも断言できない。
それは店舗のオペレーションが忙しすぎるということ。
混入発生は平日の午前8時頃。
出社前に朝ご飯を食べるサラリーマンなど、けっこう忙しい時間だ。
店の規模を考えて、2~3人のスタッフがいたことが考えられるが、深夜スタッフと日中スタッフが入れ替わる時間帯でもある。
店内はかなりバタバタしているところだろう。
どんどん複雑化するオペレーション
牛丼をはじめファーストフード店は、どんどんメニューが複雑化している。
単に牛丼を提供しているだけではビジネスは成り立たたないので、次々と付加価値の高いメニューを増産していく。
しかも朝11時くらいまでは朝定食などもあるので、かなりややこしい。
ちなみに新メニューによってオペレーションが追加されても、時給が上がるわけではない。
24時間営業のデメリット
牛丼屋チェーン店は24時間営業を基本としているが、深夜に何が行われているか知っているだろうか?
答えは掃除である、それも徹底的な掃除だ。
眠らない都心部でも、深夜0時には客もちらほらとなる。
それから午前5時くらいまでに決められた清掃や食材の補充を行なうのだ。
そのため深夜に大勢の客などがくると掃除が後回しになるので、「(・д・)チッ」と舌打ちしたくなる。
酔客などが多く、トラブルが発生しやすいこともとてもイヤだ。
そうやって遅れ遅れで、翌日の交代の際に清掃が終わっていないこともあり、朝方にバタバタとなることもある。
田舎の店舗では午後11時に閉店して、翌午前7時に開店するなどという店舗もあるようだ。
しかし都心部ではまだまだ24時間営業が主流ということは、こちらのが利益が上がるということだろう。
人口増加時代のモデルのような気がするが、いつまでこの形態を続けるのだろうか。
まとめ ネズミ混入にみる教訓
異物混入という事件は、飲食店ではとうぜん勘案すべきリスクである。
スタッフひとりひとりで気付くべきではあるが、状況や業態によっては不足の事態も発生しうる。
今回の混入場面に至っては、個人の危機意識がまったく働かず、ロボットのようになっていた可能性もある。
それは「楽しい」「働きがいがある」とは、無縁の世界だ。
これからの若者や学生は、どのような職場で働き経験を積むべきか考える良い材料になったのではないだろうか。
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