【剣心は京都へ旅立つ、操も登場】漫画版とリメイクアニメ版との違い Vol.8
待ちに待った第3シリーズの『るろうに剣心』、半年くらいのスパンをもってようやく開始。
斎藤との死闘を経て、大久保卿暗殺で幕を開けた志々雄の京都蝙
日本の未来を守るため志々雄真実を討つ決意を固め、京都に向かう剣心。
一方、残された神谷道場の面々は、複雑な思いを抱えていた。
第3シリーズの幕開けは、怒涛の展開
大久保利通の暗殺から、志々雄を討つ決心を固めて神谷道場を去る剣心。
自らも京都に向かおうとする左之助に、「足手まといだ」として立ちはだかる斎藤。
しんみりした展開になるかと思いきや、第3シーズンもいきなりのバトル展開。
前回は完膚なきまでに叩きのめされた左之助だが、一矢報いることができるか。
そして神谷道場では、薫と恵の間に剣心への思いを巡っての闘い勃発(狸娘vs女狐と称される)
ここは恵が涙をこらえ、大人の貫禄を見せて勝利。
この後の弥彦のフォローも絶妙だったが、「るろ剣 名勝負」に加えたい内容だった。
『るろうに剣心』を語る私のこと
〇 私(スカイハイ)
片田舎で男性公務員だったが、第2子誕生の際に1年間の育休を取得。
育休後に復職するも、将来を見据え、退職・独立。
引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、ブロガーとしても活動中。
中学生の頃から『るろうに剣心』が大好きで、毎日コミックスを1巻ずつ読み続けた。
待ちに待った第3シーズンに、心躍る日々だ。
詳しくは、私のプロフィールへどうぞ(内部リンク)
制作サイドへのリスペクトを忘れずに
私は『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚(めいじ けんかく ろまんたん)-』が、好きだ。
毎週「アマゾンプライム」で、リメイク版「るろ剣」の新話を心待ちにする日が続く。
毎週見ていく中で、ところどころ、原作の漫画版と異なるところに気づく。
私は思春期に漫画版を読み込み、毎日1巻ずつは平気で読んでいた。
「るろ剣」の技としては、牙突が最も印象深い。
アニメは高いクオリティでリメイクされているが、生粋の「るろ剣ファン」としては、どこが違っているのかとても気になる。
そこでその「違い」について、原作版・リメイクアニメ版を問わず制作サイドにリスペクトを払いつつ、読者さんとマニアックに共有していきたい。
・なぜ「るろ剣」の違いを、記事にしようと思ったのか?その熱い思いはこちらから ↓
『リメイク版アニメ『るろうに剣心』漫画版との気になる違い Vol.1』
第25話 京都へ・・・
あらすじ
志々雄との戦いを決意し、神谷道場を去った剣心。
もう誰も闘いに巻き込まないよう、ひとりで東海道を歩いて京都へ向かう。
神谷道場に残された薫は、哀しみでふさぎ込む。そんなところに恵が現れる。
一方の左之助は剣心を追って京都に向かおうとするも、剣心の弱点を生じさせないよう斎藤が立ちはだかる。
みどころ1 まさかの「剣心の弱点」扱いされる左之助
剣心を追って京都に向かおうとする左之助。
しかし、「抜刀斎の足手まとい」として行く手をふさぐ斎藤。
斎藤 「抜刀斎にとってお前等の存在など 弱点以外の何でもないんだ」
徒手空拳の闘いとなった2人だが、闘いは斎藤が圧倒。
左之助は一矢報いることはできたが、格の違いを見せつけられることに。
左之助「どけ 斎藤! 俺は京都へ行く!」
みどころ2 剣心から「さよなら」を言われた薫と、言われなかった恵の思い
剣心から別れを告げられた薫は、ふさぎ込む毎日が続く。
元気付けようと、赤べこの燕と妙が訪れるも薫は応じない。
そこに、別れさえ言われなかった恵が現れる。
恵 「一端のセリフをはく前に もう一度自分の気持ちを整理しなさい」
違い1:津南から渡された新型炸裂弾の形が違う
漫画版では
お菓子のバームロールみたいなサイズで、手のひらに数個収まるような様子。
リメイク版アニメでは
楽器のマラカスみたいに、棒状の取っ手が付いている。
サイズもかなり大きくなったよう。
違いを考察
これも読者からの突っ込みを受けて、改変したのだろうか。
現実的な描写にこだわったのかもしれない。
気になるのは、これが使用されるところ。
「あの局面」で、左之助の手の平に数個収まっている描写がカッコよいのだが、果たしてどう描かれることになるのか。
(これで志々雄が激おこプンプンになるので、津南は京都編の陰の功労者)
違い2:斎藤の腕がしびれている
漫画版では
左之助とやり合った後(左之助が斎藤の左腕をミシミシとする)、斎藤はあきらめの悪い左之助に呆れて、姿を消すのみ。
リメイク版アニメでは
左腕をミシミシとされた斎藤は、煙草を吸う際にしびれで煙草を落としてしまう。
違いを考察
左之助の攻撃を少しでも効いていたことが分かる描写。
これからの左之助のパワーアップ&飛躍に、大いに期待できる場面だ。
実写映画版では封印されたが、アニメ版ではきっと習得するはず、あの奥義!
第26話 明治東海道中
あらすじ
神谷道場の面々は京都に向かい、その留守を任された恵。
そこに、あの四乃森 蒼紫(しのもり あおし)が剣心と決着をつけにやってきた。
斎藤の告げ口!により、剣心が京都に向かったことを知るや、蒼紫も京都に向けて出発する。
そこに、志々雄一派が接触を図ろうとする。
一方、ひとりで東海道を歩いて京都へ向かう剣心は、小田原の宿場町で巻町 操(まきまち みさお)と名乗る少女に出会う。
しかし、操は隠密 御庭番衆の生き残りで四乃森 蒼紫を捜している道中であった。
みどころ1 セカンドヒロインの登場
るろ剣も3シーズン目に突入し、ようやくセカンドヒロインの「巻町 操」が登場。
薫よりも幼いが、御庭番衆の身体能力を駆使し、剣心組の助けとなる。
また、蒼紫との絡みが最大の見せ場となるだろう。
名場面を期待したい。
みどころ2 四乃森 蒼紫のパワーアップ
武田観柳(かんりゅう)邸で剣心に敗れた蒼紫。
剣心への復讐を果たすため、武器を変えたようだ(阿武隈四入道によると)。
しかし、蒼紫は武器を変えたのではなく、今までのスタイルをより進化させたものだった。
違い:蒼紫に慈悲の心
漫画版では
観柳のガトリングガンによって散華した御庭番衆の部下たち。
その墓を汚す志々雄の部下・阿武隈(あぶくま)四入道に、蒼紫はおかんむり。
切りかかってくる四入道を、まさに「問答無用」の新剣法で切り刻んだ。
リメイク版アニメでは
四入道に対して、「ここをキレイにしていったら見逃してやる」と問答をしている。
ただそんなことは到底聞き入れない雑魚キャラ。
蒼紫めがけて、得意の4人同時攻撃で切りかかってくる。
優しい蒼紫は一応回避し続けるが、諭すのは不可能と判断し、新剣法で切り刻んだ。
違いを考察
蒼紫が、四入道に問答するなど原作版よりも、慈悲の心が見られる。
原作版では、まさに問答無用の「修羅っぷり」を披露。
しかし、アニメでは尺を長くする狙いもあったのか、問答してから敵の攻撃を回避し続けている。
宗次郎が出現した際に、「部下への接し方」で志々雄との対比もされるが、この蒼紫の優しさがどう落ち着くのか見ものである。
第27話 見捨てられた村
あらすじ
蒼紫たち御庭番衆のことを聞き出すため、剣心に付いていく操。
剣心を追う左之助、恵、弥彦も、それぞれの旅を続けていた。
そんな中剣心と操は、志々雄一派に占領されている新月村から逃げ出してきた瀕死の青年に出会う。
志々雄が新月村に逗留していることを知り、村に向かう剣心。
そこに斎藤も合流する。
みどころ 志々雄一派の悪行
沼津方面の新月村を占拠した志々雄一派。
派遣されてきた警官を殺害し続け、とうとう明治政府の地図からも消されることになった。
そんな村から家族を逃がそうとした三島青年は、両親ともども殺害されることに。
そんな非道な志々雄一派に対して、怒りを隠しきれない剣心が新月村に踏み込む。
違い:剣心の気遣い
漫画版では
崖から落下する操を助けた剣心。
しぶしぶ操の同行を許した剣心だが、付いてくる操が歩きやすいように足元の草を踏み分けている。
リメイク版アニメでは
付いてくる操に対して、剣心は足元の草を踏み分けてはいるが、目線の高さの枝木も折って進む。
違いを考察
操も一応だが御庭番衆の一味、そこまでしなくて良いだろうと原作版で思っていた。
しかしリメイクアニメでは、剣心が枝木を折るシーンが何度もある。
さすがにそれはやりすぎだろう!と突っ込んでしまった。
「修行」と称して大木を破壊し続ける左之助とダブってしまった。
まとめ 剣心の道中と周りを取り巻く環境の変化
今回のアニメ3話で、単行本8巻の9話分を駆け足で消化した。
原作版との違いもあまり見られなかった。
それは、これから迎える「剣心と志々雄の対峙」に向けた準備と捉えることにした。
このペースだと、このシーズンで「刀狩りの張」との対戦までは進むのではないか。
ということは、逆刃刀がこうなってああなって、さらに煉獄戦まで行くと嬉しいところだ。
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