フリマサイトの怪しいまとめ売り&値下げ
「フリマサイトはトラブルが多いから、気を付けて」
これはフリマサイトというシステムが始まったときから、よく言われていた。
メルカリやヤフーフリマなどの運営会社は、信頼性を高めるために「評価システム」など対策を講じている。
それでも出品者のなかには、悪意を持ったならず者が一定数存在する。
今回は、そんなフリマサイトで実際に私が遭遇して、危うくひっかかりそうになったサギ行為を紹介する。
フリマサイトのここに注意
今回紹介するのは、「まとめ売り」で出品されていた商品。
そこに私が不用意な値下げ申請を行なったことから、今回の一連の事件が始まった。
この記事では、フリマサイトのまとめ売りに潜む罠と安易に行なってしまう値下げ申請の落とし穴について、実体験をもとに解説する。
フリマサイトでダマされかけた私のこと(プロフィール)
田舎で地方公務員として約15年間勤務するも、経歴と風貌からハード部署に回され続ける。
第2子誕生の際、当時の男性では珍しい1年間の育休を取得。
育休中に、育児で要らなくなった乳幼児グッズを出品し始める。
育児をこなしながらも、今後の人生を真剣に考え公務員を退職して独立。
育児にかこつけて、公務員の最終年度に「有給消化46日」という伝説的記録を叩き出す。
「あれだけ休んで、業務ノルマを軽く達成したイクメン」として、同僚から注目を集める。
引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、百姓(なんでも個人事業主)として精進中。
ただいま海外輸出を視野にフリマサイトを研究しつつ、子どものおもちゃなどをフリマサイトで調達している。
・もっと知りたい方 → 私のプロフィールへ(内部リンク)
フリマサイトでよくあるトラブル
フリマサイトは、素人が不用品処分のために出品しているケースが多い。
そのため、掲載写真の撮り方が甘かったり、届いた商品が破損していたりしてトラブルが頻発する。
いわゆる素人ゆえのトラブルといったものだ。
しかし出品者の中には、慣れない素人客相手に巧みにサギ行為を働くものも存在する。
現在のフリマサイトの仕組みでは、残念ながらこのような悪質出品者を締め出すことはできない。
悪質出品者も、そのような規制を潜り抜けて巧みな罠をしかけてくる。
これをお読みのあなたには、フリマサイトを利用する際にはぜひ気をつけて引っかからないようにしてもらいたい。
実際の怪しいまとめ売り
私は二人のこどものおもちゃを、よくフリマサイトで購入している。
出品者が遊ばなくなったひと昔前のおもちゃが、格安でまとめ売りされているからだ。
もちろん中古品ばかりだが、どうせ子どもが遊び出したらすぐに傷モノになるので全く気にしない。
今回遭遇したサギ事件も、おもちゃのまとめ売りの一例だった。
見えにくい怪しい写真
それは、ヒーロー戦隊もののおもちゃ4点のまとめ売りだった。
その中には、以前から「欲しいな~」と捜していたアイテム1点がメインとして含まれていた。
気になったのは、アイテム4点全体をかなりアップで撮影していたこと。
私は「少し見にくいな~」と思いつつも、説明文での商品ラインナップを確認して安心していた。
4点のそれぞれの個別写真もあったので、まず間違いないだろうという心境だ。
フリマサイトでの安易な値下げ申請→就寝
まとめ売りのアイテムは4点で約3000円。
年代と状態を考えると、少し高いかな?くらいのものだ。
そこで私は「もう少し安ければ、買いたい」という気持ちで、就寝前に200円ほどの値下げ申請を行なった。
その晩は、幼児2人とそのまま就寝。
翌朝の怪しい回答
翌朝の寝ぼけ頭のまま、そのフリマサイトで値下げ申請の回答を見ることに。
私の200円値下げ申請に対して、なぜか500円のお値引き!
私は、「はて、どういうことだ?見間違いかな」と思いつつも、内心はウキウキ。
これで欲しかったAというアイテムだけでなく、関連のあるB,C,Dも併せて2500円で手に入る。
「奇特な方もいるもんだ、ラッキー」と、購入ボタンを押そうとした。
しかし、ちょっと待った、なにか変だ。
もう一度商品を見直し
どことなく違和感を感じた私は、もう一度出品された商品画像を見直した。
すると、私が欲しかったアイテムのAの写真だけがすっぽり削除されていた。
登録されているのは、B,C,Dの2500円まとめ売りに変更されていた。
A B C D 3000円
値下げ申請 ↓
B C D 2500円
このまま購入ボタンを押すと、私は「B,C,D」のまとめ売り商品を了承して購入したことになる。
巧妙な罠
そもそものまとめ売りは、Aアイテムがメインだった。
Aが無いまとめ売りで2500円では、かなり割高なまとめ売りとなる。
もう、これは起きがけを利用した「サギ行為」である。
購入までに気づいて良かった~。
わたしの落ち度
今回の取引は、まず私に落ち度があった。
安易な値下げ申請
そもそも値下げ申請というのは、ナイーブな行為。
ほぼ儲けのない価格で出品している方にとっては、イラっとくるところもあるだろう。
「値下げ不可」とか書いてくれてあれば、分かりやすいのだが。
しかし購入者としても、少しでも安く買いたいもの。
そのため5~10%でも値下げしてもらえると、気持ちよく購入ボタンを押せるというものだ。
だから、あえて出品時に値引き予定分を考えて価格をつけている出品者もいる。
こういう駆け引きも面白いところだが、今回は危うくはめられそうになった。
一夜経ての取引
今回の私の取引は、一夜を経てしまったことも落ち度だ。
悪意ある出品者が知っていたかどうか不明だが、私は「確認は起きてからで良いや」と気楽に考えていた。
そして、寝ぼけ頭のまま起床後にスマホを確認し、「ラッキー!」と購入しそうになったのだ。
怪しい出品者のミス
けっこう用意周到にみえる、今回の悪意ある出品者。
しかし、値引き交渉時に失態があった。
コメントのやり取りで証拠
このフリマサイトでは、値引き交渉時にコメント欄を使用する。
私はメインのA商品の状態を尋ねるべく、商品名を明記して質問をおこなった。
そしてこの出品者は、バカ丁寧にもそのAの商品状態を説明していたのだ。
そして翌朝、A商品がないまとめ売りセットで、コメント欄になぜかAの記述が残っている状態になった。
まさに、ブザマ!
怪しい出品者への対応
結局思いとどまり、購入を見合わせた私。
さらに「A商品が抜けていますが、どういうことですか?」といくつか質問を送る。
すると、この出品者は商品を引っ込めて削除してしまった。
フリマサイトへ通報
今回は売買のトラブルというよりも、出品者の意図的なサギ行為。
やり取りの中で証拠を残すあたりをみると、まだ手馴れてはいないか。
しかし、このような悪質な出品者がのさばっているのは、気分が悪い。
やり取りや商品のスクリーンショットは残っていなかったが、出品者名は覚えていたので、それをもとにフリマサイトへ通報を行なった。
まとめ フリマサイトでの怪しいまとめ売りには要注意
最初にも述べたとおり、フリマサイトではトラブルが多い。
インターネット上で便利に取引できる一方、現物がないので情報量が圧倒的に不足してしまう。
それによりどうしても出品者有利の状況で、取引が進んでいく。
今回のようなまとめ売りでは、1点1点の注意がおろそかになるので特に注意だ。
フリマサイトには、「あなたをだまして少しでも多く利益を稼ぎたい」という怪しい輩もウヨウヨ潜んでいるのだ。
ご注意あれ。
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