夫はムカつく存在?
近年、男性の育児休暇の取得率が上昇し、2022年は過去最高の17%に達したらしい。
他にも男性が育児参加しやすいように、各制度が拡充されつつある。
実際に、夫婦での家事・育児の分担が進んできていると感じることもある。
しかしそこで大事なのは、女性側の実感!
女性の育児取得率は、2022年度で80%!
男性とはいまだ大きな開きがある。
80%の数字外には、うまく取得できなくて退職する方もみえるだろう。
やはり日本国内では、まだまだ女性に家事・育児の負担が重くのしかかっている
私の幼少期
身近な例では、私の父も家事や育児を全く手伝おうとしなかった。
父は平日仕事で帰りが遅く、休日は自身の趣味である草野球に出かけて行った。
それがわが家の “当たり前” となっていた。
しかし、私が実際に親になって思い返すと、父の行いはとうてい肯定できない。
当時は子どもながらに「寂しい」という思いもあったかもしれない。
親になった今思い返すと、子どもがいながら自身の趣味に没頭している様子に、怒りを抑えきれない。
2020年に1年間の育児休暇を取得
そんな少年時代を過ごした私は、自身の子供たちに悲しい思いをさせないためにも、1年間の育休を取得し、育児の世界にどっぷりと浸かってみた。
そのなかで主体的に育児を経験し、それなりの手技も身に着けたという自負もある。
しかし、それでも育児や家事でうまくいかず、妻をいら立たせてしまうこともある(泣)
そんな私が、数年間の育児経験に加え、過去の体験もほじくり返しながら、
『夫や男性からのイラっとワード! ワースト3』を考えた。
育児に参加していない男性には自身の振る舞いや言葉を思い返して、参考にしてもらいたい。
家庭内が大きく炎上する前に、火種の状態で鎮火できるかもしれない。
一方、女性の方には、「そうそう、あるある」とご同感いただけると幸いである。
この記事を投稿する私のこと(男性)
田舎の県で地方公務員として、約15年間勤務する。
勤務10年目で第二子誕生の際、当時の男性では珍しい1年間の育休を取得。
育児をこなしながらも今後の人生を真剣に考え、公務員を退職して独立。
引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、ブロガーとして歩み始める。
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夫や男性からのイラっとワード! ワースト3
3位 「何か手伝うことある?」
→ 知らない人が聞くと、最初は家事や育児に理解がある言葉に聞こえる。
しかし、妻からすると、
「そもそも、’手伝う’とかではなく、夫婦で家事を分担して生活を送るはず」(イラッ)
と思ってしまうのではないだろうか。
悲しい現実だが、
「家事・育児は基本的に女性がするもの」
という認識が、社会にまだまだ根強く残っているのではないか。
夫や男性は、妻や女性に対して、
「家事全般をやってもらって当たり前。たまには良きパートナーとして手伝ってみるか」
という心境が伺える。
「夫が妻の手伝いをすると、よい夫として称賛される」という構図は、そろそろ改められる必要がある。
もし男性側が主体的に家事・育児に参加すると、この質問をするまでもなく必要なことを判断できるようになり、自ら動けるようになるはずである。
このような質問をする男性を、「まだまだ成長する余地がある男性」と捉えることもできるが、
楽観的すぎるか(笑)
2位 「おい、(子どもが)泣いとるぞ」
→ これは、ひと昔前によく聞かれた「単なる報告系ワード」だが、未だに聞いてヒヤッとすることがある。
妻からすると、
「二人の子どもなんだから、私に報告する前にお前があやせよ」(怒)
という心境だろうか。
類似ワードとして「おむつ、濡れてるよ」もある。
お兄ちゃん、お姉ちゃんが親に報告してくれるなら可愛い。
しかし大人の男性がすると、育児経験の乏しさが露呈する大恥ワードである。
男性側は、「女性が何でもしてくれる」と思い込み、自らの母の代わりとして見ているか、家政婦扱いしてないか。
結果、家庭内の戦力としてカウントできず!
1位 「(子供を)泣かすな」
→ これは、乳児の私が泣いていた際、実際に母がその義父(私からすると祖父)から受けた鬼畜系ワード。
最近母から聞いて、あまりに衝撃的だったので1位にランクイン!
さすがに現代で、面と向かって言える夫や男性はいないだろう。
しかし、電車や公共の場で泣く子供やその母を、冷たい目で見るのはまだまだ変わっていない。
女性としては、
「私は神とでも思っているのか、子供の感情まで操れぬわ! っていうか、あなたは何様!?」
というところだろうか。
特に、映画館、電車、飛行機などの公共の場所で泣く子供は、親でも制御不能である。
親としても、泣き止ませようと必死にオロオロするのみである。
ぜひこのような親子が、社会全体で優しく見られるような環境であってもらいたい。
乳幼児の大きな泣き声は、人間の本能的に不快である。
ただ、それはその乳幼児が周りの人間に助けを求めている重要なサインでもある。
私としては、公共の場で泣いている子がいれば、声をかけられるような人間でありたい。
そうそう、あなたも小さいころに、きっと間違いなく泣いていましたよ!
番外編 「ごはん、まだ~?」
このワードは、読者さんからいただいた意見を追記したもの。
子どもが母に投げかける言葉である。
そして、その子どもがそのまま大人になると、自らのパートナーを母の代わりだと思い込んでしまい、使い続けてしまうのではないか。
付き合ったばかりのカップルや新婚夫婦では許されるかもしれない。
しかし永年付き添っていると、さすがにイラっとしてしまうだろう。
このワードを投げかけることができる「良い関係性が続いている」とみることは、さすがにできないか。
まとめ
さて、いかがだっただろうか。
1・2位は、イラっとを通り越して理不尽さを感じてしまう。
女性からすると、家庭の中でイラっとするワードがたくさんありすぎて、3つで収まるはずもないかもしれないが、、、
もし、もっと度肝を抜かれるようなイラっとワードがあれば、ぜひメッセージをいただきたい。
余談の美談
近所のショッピングセンターで60代祖父らしき人が、孫の幼児2人をカートに乗せて歩いていた。
周りに幼児の両親も見当たらず、その祖父は最終的にその孫2人を車に乗せて帰っていった。
つまり、その何時間は、完全に祖父1人で幼児2人の面倒を見ていたということ。
ここで推定される重要ポイントは、
① その幼児の両親からすると、その祖父に安心して任せられる育児スキルがあること
② 請け負う祖父からしても、育児スキルとその自信があること
これらは、その男性が過去にしっかりと育児をやってきたことの証左だろう。
私が心から憧れるナイスミドルの姿である。
現役の頃に会社勤務一辺倒で、退職後は家族に全く相手にされない父(祖父)にはなりたくない。
そう考えると、育児スキルを高めておいて損はない。
それは、ベビーシッター代として換算もできる貴重なものだからだ。
何より、次世代育成の大きな助けとなることができる。
ちなみにわが家では、祖父はもちろん祖母にも単独で子供たちを預ける自信がない(泣)
最後となったが、
「日本の男性が、当たり前に家事や子育てを分担できますように」
と祈りを込めて、今後もブログを更新する。
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