日産サクラを購入し、価格検証
我が家は、保育園児2人と我々両親の4人家族である。
その家計を少しでも楽にして、かつ保育園の送迎や街乗りに使えるように、日産の電気軽自動車・サクラを購入した。
みなさんのご存じのとおり、車の購入には数百万円がかかる。
しかも、この大きな買い物をするとき、
「ぜひ、この機会に!」
と、いろんなオプションパーツを付けてしまい、数十万円の追加費用が発生する。
しかし、「せっかくの機会だから、まあ、いっか」で契約してしまうことが多い。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/05/jp-valery-lVFoIi3SJq8-unsplash-1024x683.jpg)
毎日の節約のため、10円でも安い食材を探してあくせくすることも大事である。
しかし、車や家のような高額の買い物の際にしっかり検討すると、時間・金額ともに節約の効果がかなり高まる。
今回の投稿では、サクラ購入に特化しているわけではない。
他の自動車購入時にも、新車・中古車問わずきっと役に立つ情報を掲載している。
日産の電気軽自動車・サクラとは
サクラ(SAKURA)は、2022年5月に日産自動車が発売した電気軽自動車である。
(三菱自動車の「ekクロスEV」と共同開発)
サクラの詳細や乗り心地については、サクラの説明記事へどうぞ↓
内部リンク→『航続距離にも満足。日産サクラは子育て世帯に優しい車』
選んだグレードやオプション装備からコストカット計算
次に、サクラの購入にあたって、一般に購入する方が多いであろうグレード及び、オプションパーツについてコストカット効果を検討する。
【サクラのラインナップグレード3種】
以下は、2022年の発売当時の消費税込み値段。
その後、値上がりしているのでご注意を。
・Sグレード:2,333,100円
・Xグレード:2,399,100円
・Gグレード:2,940,300円
我が家では、最安のSグレードに決定。
各グレードの標準装備や追加可能装備をひととおり確認したうえで、「運用に問題なし」と判断。
一般的なXグレードと比べて、約6万円のカット。
最安グレードでも、タイヤのホイールキャップのデザインはイカしていた。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/DSC_0482-1024x811.jpg)
なお、最高のGグレードでは、今話題の以下の装備がある。
・プロパイロット(高速道路で、ほぼ自動運転) → 標準装備(Xグレードでも追加装備・可)
・プロパイロットパーキング(ボタン1つで自動駐車) → 5、5万円で追加装備・可(Xグレードでは追加装備・不可)
【カットしたもの4品】
カーナビゲーション 約15万円のカット
最安のディスプレイオーディオ(7インチ、約6万円)を選択。
ブルートゥース機能や、USB接続口も付属している。
後述するバックビューモニターが欲しかったので、最低限の大きさをチョイス。
カーナビについては、そもそも遠出する車としていないし、最近はスマホでカーナビ機能を十分果たすことができる。
地デジについては、車内でテレビ番組などの地デジを視る(聞く)必要がない。
現在の我が家のサクラ車内では、ユーチューブのオフライン再生や、子ども用のミッキー英語システムの機材を活用しており、ラジオなどもほとんど使用していない。
なお、NHKの理屈では、
・車で地デジを視聴できる
→NHK番組を受信できる機器を持っている
→家にテレビが無くても、NHKの契約対象
となるので、お気を付けを。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230122_070620-1024x565.jpg)
フロアマット 差額・約1万円のカット
純正マットではなく、インターネットでマットを扱う業者から約8千円で購入。
純正のマットは、メタリックなプレートのロゴが入っている。
以前は買ったこともあったが、足元にひくものなので、そのうち気にしなくなる。
その他の見た目に大きな差はなく、品質が大きく異なるとも感じない。
もし、色・形を問わないならば、100円ショップでもマットを購入できる。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230122_070122-1024x832.jpg)
ETCシステム 約3万円のカット
1回充電で走行可能距離が150km。
そもそも遠出する車としていないので、迷わず不要とした。
県内移動でもETCがあると便利。
前車のETCを安価で付け替えられるならば、検討をおススメ。
ドライブレコーダー 約4万円のカット
あおり運転が横行するご時世で迷ったけども、他の車でも3年間使ったことがない。
遠出することもないが、迷いつつカット。
【反省点・2品】
アームレストコンソール 約2万円のカット
これは、運転席左側につける「収納付きひじ置き」のこと。
私の大好きなアイテムで、今まで購入した車には必ずつけていた。
しかし、サクラのSグレードには取り付けできないとのことだった。
注文段階では「取り付け可」として扱われていた。
しかし、発注後にディーラーが取り付け不可と気づき、お詫び・撤回されたものである。
ぜひとも付けたかった。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230122_065817-1024x602.jpg)
マッドガード 約2万円のカット
サクラに乗り始めて分かったことがある。
それは、電気自動車のためエンジン音がとにかく静か!
そのため、’小石を巻き上げてボディに当たる音’が、結構気になる。
また、雨の日などは後輪から巻き上げた水滴(泥含む)が、リアウインドウにけっこう付く(泣)
軽自動車の宿命なのか、その観点からもマッドガードが必要かもしれない。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/DSC_0484-1024x720.jpg)
【あえて装備したもの2点】
プラスチックバイザー
差額・約1万円の出費も → 満足
取り付け費込みで約2万円。
暑い時期に駐車をしておく際、窓を少しだけ開けておける。
以前に購入した車では、これにまつわる痛い経験がある。
ケチってインターネット上で別会社に約1万円で注文し、自身で取り付けた。
しかし、素人にはすごい手間で、2時間ほど費やした。
さらに部品自体が長くて大きいので、取り付けるまでの置き場所にも困った。
自身の手間と時間を考えると、新車購入時の取り付けで十分に割に合うと感じた。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230122_070215-1024x700.jpg)
バックビューモニター
約4万円+アルファの出費で → 微妙
バックで駐車する際に不安だったので、購入。
確かにあると便利。
しかし、軽自動車なので、なくてもあまり不自由しないかもしれない。
ただ、サクラの接触センサーは、そんなに近くなくてもよく鳴る気がする。
そのたび、運転手の私を不安にさせるので、このバックビューモニターがあると後方は安心するかもしれない。
もし、このバックビューモニターをカットしていれば、ディスプレイオーディオの6万円もカットできていた。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230122_070358-1024x390.jpg)
おまけのワイドルームミラー
サクラだけではないのかもしれないが、ルームミラーが小さく不便であった。
特に高さが足りないので、リアウィンドウから後続車を見るときに苦労する。
そのため、家に眠っていたワイドルームミラーを取り付けた(1000円くらい)
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/02/DSC_0513-1024x506.jpg)
【結果 コストカットの合計は?】
以上、自身の趣味・嗜好・経験を大いに交えたが、
一般的に選ばれるグレード及び装備と比較して、約28万円のカットができた計算となる。
満足できる結果であった。
これが大事!購入時の心構え
車の購入時に大事なことは、「いっときの見栄や自己満足を捨てる」こと。
いわゆる「なんとかカスタム」というのは、確かにカッコよく仕上げてある。
しかし、当の運転手自身からは、内装しか見えない。
街中で走っていたら他人の目を引くかもしれないが、年月が経てばどんどん廃れていく。
他の人は、自分が思うほど自分のことを気にしていない。
そもそも大衆車でどんなに見栄を張っても、フェラーリやランボルギーニそのものの存在感には、とうてい敵わない。
【必ず試して!】他社のライバルカーとの相見積もり
あなたは車を購入する際、ディーラーを一つだけ訪れてその場で即決していないだろうか?
それはもったいない!
ディーラーにとって、
「他社と比べていない!ウチの1社だけだ」
と分かると、いわゆる ’即決してくれるおいしい鴨’ として認識される。
大した値引きを期待できない。
そこで、他社のライバルカーとの比較は、必ず試して欲しい。
特に新車を購入する際には、とても比較しやすい。
例えば、ステップワゴンとノア、フリードとシエンタなど、同じ顧客層をターゲットとしたライバル車はたくさんある。
また、同じトヨタの車といっても、トヨタカローラ、トヨペット、ネッツなどの別々の販売会社があるので、値引き方針も大きく異なる。
私もシエンタの新車見積もりをお願いした際、トヨタ系列店でも10万円ほど差がついたことがあった。
今回のサクラは、三菱の共同開発車が存在するので、さらに比較しやすいものであった。
それを、以下のセクションで説明する。
【共同開発車と比べてみた】三菱の電気軽自動車・ekクロスEVとは
日産のサクラは、三菱の電気軽自動車ekクロスEVと共同開発されたものである。
(名前が長くて、覚えにくい)
ekクロスとは、eKワゴンと同時販売された「SUVテイストのクロスオーバーモデル」である。
三菱自動車得意のSUVの要素を取り入れた軽自動車として開発された。
そして、三菱は「ekクロスは電気自動車も選べますよ!」という形で、ekクロスEVを発売したとのことである。
一方のサクラは、「いよいよ、軽の電気自動車を発売します!」という意気込みらしい。
ここに、両社の対称性が表れている。
サクラと比較すると、フロントの見た目がごつくてかっこいい!
男性好みのテイストかもしれない。
試乗した乗り心地は、パワフルでスムーズな発進など、サクラと大差なし。
またオプションとして、「三菱は寒冷地に強い」としてシートヒーターをおススメしてきた。
シートヒーターは冬しか使わないので、あまり魅力に感じなかった。
しかし、電気自動車はエンジンの排熱が少なく車内がとにかく寒い。
今となっては、「シートヒーターの選択もありだな」と思い返している。
三菱の強みとして、ディーラーがもっと強くプッシュしてもよいところである。
・三菱のオフィシャルサイトはかなりわかりやすい ↓
eKクロス EV スペシャルサイト|eKクロス EV|軽自動車|MITSUBISHI MOTORS JAPAN (mitsubishi-motors.co.jp)
【子育て世帯の目線で比較!】 同一商圏内でディーラーのおもてなし
日産のディーラー
店内は明るく開放感があった。駐車場も広い。
マットを並べただけのキッズスペース(?)はあった。
販売車のカタログはきれいにならべてあったが、子供用の絵本は一切なし。
子どもと来店する度に、100円程度の駄菓子詰め合わせセットをくれた。
絶対に子供に食べさせたくない駄菓子の詰め合わせので、私が少しずつ食べた。
サクラ成約時の特典は、まるでなし!
日産系列の全店で、「電気自動車試乗キャンペーン!抽選で〇〇名に当たる」キャンペーンに募集したが、見事に外れた。
残念ながら、ケチ臭さがそこら中に見て取れた。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/05/trym-nilsen-eXV-LsWfCOo-unsplash-1024x589.jpg)
三菱のディーラー
店内は暗く、駐車場も狭い。
子供用のスペースはまったくないが、子供用の絵本が置いてあった。
来店キャンペーンで小さいマイボトル、試乗キャンペーンで写真のアルミブランケットをくれた。
これは、外出時かなり重宝した。
さすが、寒冷地に強い三菱!
さらに子どもたちには、それぞれ高そうな三菱のミニカーをくれた(大人が嬉しい)。
このミニカーは、フロントライトが点灯する優れもの。
![三菱の電気軽自動車・ekクロスEV](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/01/DSC_0461-1024x516.jpg)
全体的に満足する内容だった。
日産サクラを購入した決め手は?
では、我が家(主に妻)がサクラを購入した決め手は、以下の2点。
下取り価格
サクラとekクロスEVとの車両本体の価格差は、ほとんど無かった。
しかし、今まで乗っていたマツダのデミオ(走行距離9万㎞)の下取り価格で、大きな差がついた。
他の買い取り業者10社にも見積もりしてもらったが、日産の下取りが最も高かった。
三菱との間では、約20万円ほどの差がついた。
サクラは発売したばかりの新車なので、値引きは端数を切るくらいしかできない。
そこで、下取り車の買い取り価格を上げることで、「実質、サクラの値引きとする」やり方だろう。
それにしても三菱の買い取り価格は、抜群に、びっくりするくらい低かった。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/05/euro-870757_1280-1024x682.jpg)
ディーラ数、販売台数が多い故の安心感
電気自動車の普及率はまだまだ低く、実際にどんな不具合が起こるか不安だ。
もし不具合が起こった際、ディーラー数及び販売台数が多い日産の方が、安心感があった。
また、充電でピンチの際には、各ディーラーで充電できるということも魅力であった。
当然ながら充電は有料であり、他社メーカーの車でも充電は可能である。
もし、下取り価格で他の買い取り業者が最高値を付けても、この安心感によりサクラを選んでいた。
おまけ
私は桜の木が大好きで、うちの畑にも植樹している。
娘が春に生まれていたら「さくら」と名付ける予定だったが、その夢は叶わず。
だから、サクラは私の娘のように思える。
日本にマッチした本当によいネーミングである。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/05/japanese-cherry-blossom-1839982_1280-1024x640.jpg)
【忘れないで!】下取りの際は、必ず中古車査定
先に触れたとおり、私はディーラーに車を下取りしてもらった。
しかし、無策でディーラーに任せっきりにするのは、もったいない。
いわゆる「足許を見られる」というものである。
ディーラーとの交渉時に、「複数社に買い取り査定をかけています」と言ったからなのか、
日産からは、思いのほか高い下取り価格を提示された。
特に走行距離の短い人気車種は、中古車市場で高値で取引されることがある。
現在、部品不足などで新車の納期がどんどん遅れていることもあり、中古車市場が過熱している時期とも聞く。
また、中古車のオークションに出品して、高値が付く場合がある。
今は新車の納車時期が半年以上かかることが、ざらである。
私の場合は、新車の納車時期まで下取り先を保留することが認められた。
時間の猶予があれば、早めから買い取り査定やオークション登録しておくことをおススメしたい。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/05/car-6603726_1280-1024x682.jpg)
私は実際に中古車の一括査定に登録し、10社ほどから査定をしてもらった。
1日5社ほど中古車査定に来訪され、その対応は大変であった。
しかし、いろんな業者から生の情報を手に入れることができた!
ガリバーとオートバックスの査定対応が良かった
具体的に、ガリバーとオートバックスのお兄さんの対応や説明が丁寧で、とても好感を持てた。
特に、ガリバーからは「ガリバーフリマ」というメルカリのようなシステムを紹介され、半年ほど自車を売車希望で登録・掲載していた。
実際に買い手は現れなかったが、サイトで自車や他人の車を眺めていて面白かった。
結局のところ、新車を購入する際には「実質的に、新車の値引き」という点で、新車購入先のディーラーに分がある。
しかし時間の猶予があるならば、選択肢の一つとして試す価値は十分にある。
まとめ 日産サクラ購入で分かった、支払価格を下げる本質
車の購入は、不動産の次に人生で大きな買い物。
数えるほどしかないこのチャンスで、いっときの見栄や自己満足を捨て、少しの手間をかけることで約25万円のコストを削減できた。
もし、この25万円を複利で年利5%の投資に回すと、10年後に40.7万円!となる。
もちろん元本がさらに多いと、その投資効果は大きくなる。
日々の日用品の買い物よりも、ずっと効果的な節約となる。
![サクラ,日産,価格](https://sky-high-fly.com/wp-content/uploads/2023/05/jo-smiley-hailey-u3-IhtJ_pcQ-unsplash-1024x682.jpg)
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