見上げて気になるエアコンクリーニング:お掃除機能付きエアコンの不遇!

エアコンクリーニングのネック、お掃除機能付きエアコンとは

 あなたのエアコンに、「お掃除機能」は付いているだろうか?

ご不明のかたはエアコンのカバーを開いてみて欲しい。

このようなボックスが付いていたら、お掃除機能付きのエアコンだ。

エアコンクリーニング,お掃除機能付きとは

 お掃除機能付きエアコンは、自動でフィルターなどの掃除をしてくれており、ダストボックスに埃やごみが溜まる仕組みだ。

フィルター自体も掃除する必要があるのだが、お掃除機能なしエアコンと比べるとフィルターに付着した埃が圧倒的に少ない。

基本的にダストボックスにたまった埃を、ごみ箱にポン!でOKだ。

当然このような便利機能のため、エアコンのお値段は高くなる

家電量販店でも、このお掃除機能付きエアコンを勧められるのではないか。

エアコンクリーニング依頼の際に、落胆

 この機能を最も疎ましく感じるのは、エアコンクリーニングを依頼するとき!

ほぼ全業者さんで、通常のエアコン料金に追加で5000~10000円が必要になるのだ。

それはエアコン構造が複雑で、部品取り外しや洗浄に手間暇がかかるため。

 この記事は、「わが家のエアコンには、自動お掃除機能が付いているから問題なし♪」と安心している方向けに投稿する。

あなたが信じる「お掃除機能」は、黒カビ発生を抑えるものではなく、ほこりやごみを集めてくれるものだ。

気を抜いていると、黒カビを放出するエアコンの下で暮らし続けることとなる。

 ここからは、わが家が体験したエアコンクリーニング汚話だ。

わが家のプロフィール

 わが家の子どもは、6歳娘と3歳息子のきょうだい。

エアコンはわが家に3台あるが、今までエアコンクリーニング頼んだことはない

エアコン購入から5年ほど経ってから、市販の洗浄スプレーでキレイにしているつもりだった

 著者の私は、田舎の県で地方公務員として約15年間勤務する。

勤務10年目で第二子誕生の際、当時の男性では珍しい1年間の育休を取得。

育児をこなしながらも今後の人生を真剣に考え、公務員を退職して独立。

引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、ブロガーとして歩み始める

・くわしくは、内部リンクのプロフィール

お掃除機能付きでも、黒かび発生

 ある年末に家じゅうの大掃除をしていたら、とんでもないものに出くわした。

リビングの上をふと見上げた瞬間、エアコンのルーバーが黒ずんでいた

「汚れでも付いたかな?」と思い拭いていると、奥の方に黒いものが。

中を照らしてよく見ると、正体はおそらくカビ

 このエアコンは、自宅の新築時に購入した「自動お掃除機能付き」

そのため、「これだけ高いエアコンだから、キレイが保たれている」と慢心していた。

 しかし、それは完全な思い込み。

「お掃除機能」で集めるのは、ほこりがメイン。

黒カビの発生を抑えるものでは、決してないのだ。

市販の洗浄スプレーもしていたのに

 ここ数年エアコンが稼働する夏前に、市販の洗浄スプレーを行なっていたのだがこのありさま。

ひえええええ、わが家はこのエアコンの下でお食事している。

幼い子どももいるので、これは早急の対策が必要だ。

 なお自動お掃除機能付きエアコンは、お掃除スプレーで掃除すると部品や回路がショートする可能性があるとのこと。

 数年間も無意識にスプレーしていたが、これからはやめておこう!

とにかく急ぎで安く

 エアコンの汚れに焦った私は、とりあえず急いで「エアコンクリーニング」でネット検索!

エアコンクリーニングの業者さんは、けっこう出てくる。

こんな田舎でも、市内や近郊から来てくれる個人業者さんも多い。

 大手クリーニング会社の宣伝は、単独広告でもバンバン出てくる。

大手のブランドに安心するかもしれないが、全体的にお高め。

 そこで、エアコンクリーニングの見積もり比較サイトを見てみる。

すると、市内や近郊の中小業者さんがずらっと出てきた。

お値段も大手で比べるとお安めで、年末の少ない日数でも対応可能そうだった。

いろいろ見比べていたが、まずはお値段優先

エアコン1台6000円。自動お掃除機能付きで+4000円

ジャスト10000円か、よしここにしよう!

予約リクエスト

 この年末の残り少ない日数に焦り、比較サイトから業者さんにリクエストをしてみた。

年末にも関わらず、数日後にはクリーニングのために訪問してくれた。

 事前案内では、自動お掃除機能付きエアコンならば、所要時間は2時間くらい

洗浄機器用の電源コンセントと、部品洗浄用の洗い場が必要とのこと。

洗い場はお風呂でも大丈夫らしいが、わが家は屋外の洗い場を使ってもらった。

 業者さんが乗ってくる自動車は、敷地内に止めてもらう。

もしマンションなどで駐車場がない場合は、依頼主がパーキング代を負担するところが多い。

クリーニング当日

 クリーニング当日、業者さんは1名でみえた。

エアコンの動作確認、その他に作業用スペースの確認、事前説明などを行なってから作業へ。

周りをしっかり保護し、簡単な部品を取り外していく。

 取り外した部品は、屋外の洗い場で手洗い。

エアコン本体は、高圧洗浄機のようなものでキレイにしてくれた。

 すべての作業が終わり、エアコンはご覧のとおりピッカピカ。

片付けが終わるまで含めて、2時間。

なっとくの仕上がり。

エアコンクリーニングの分類

 今回発注したエアコンクリーニングは、いわば「カンタン」な分類

誰でも取り外しできる部品のみを取り外し、可能な限り本体を高圧洗浄するのだ

そのため2時間で作業が終了し、値段も1万円ほどとお安め。

 一方、大手の会社では、エアコン本体を取り外し細かく分解して洗浄する。

特にお掃除機能付きエアコンだと作業は3時間くらいで、料金も3万円はかかる。

十数万円のエアコンにどこまでお金をかけるのか、判断が分かれるところだ。

9年分の汚れ

 業者さんに伺ったところ、黒ずみの正体は、やはり黒カビ。

キッチンの近くで油分も多いからか、寝室のエアコンと比べても汚れが激しい。

↓ 今回の掃除で出た廃液、墨汁のような黒さだ(汗)

 黒カビの原因は、何と言っても湿度

夏のクーラーの使用後は、エアコン内に湿気が溜まりやすく黒カビの温床となる。

そこで、一部のエアコンには「内部クリーン機能」というものがあるのだが、これも考えものらしい。

湿気防止

 内部クリーン機能は、実は温風を出す「暖房機能」

エアコンの湿気を取り除いてくれるが、これがけっこう電気代を喰うらしい。

冷房運転の直後に、暖房運転。

カビ防止の目的は分かるが、暑い夏にわざわざ電気代をかけて暖房るのも腑に落ちない

意外に役立つ送風機能

 そこで業者さんが教えてくれたのは、エアコンの「送風機能」

エアコン停止後に、この「送風機能」が自動で働く機種もある。

それが付いていないエアコンでは、意識的にこの送風を使うとよいとのこと。

特にお出かけ前に、数時間で切れるようにタイマーセットしておくとよい。

扇風機みたいなものだがら、電気代も知れているだろう。

抗菌コートのオプション

 エアコンクリーニングを頼むと、よく提案されるオプション「抗菌コート」。

だいたい数千円で、専用の抗菌コートを噴射してくれる。

どういう仕組み

 私が頼んだ業者さんに尋ねると、「光触媒」を塗布することがほとんどだという。

 光触媒とは太陽などの光が当たると、表面で強力な酸化力が発生。

接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去できるという材料のこと。

住宅やビルの壁面に使用されていることが多い。

 エアコンが設置される室内でも、太陽光や蛍光灯の光で作用するらしい。

しかし、その光が当たるのもエアコン吹出口のルーバーくらい。

エアコン内部までは光が届かないだろうと考え、わが家はオプション追加しなかった。

まとめ 自動お掃除機能付きエアコンでも、クリーニングは必要

 今回のエアコンクリーニングで思い知らされた。

自動お掃除機能付きエアコンが掃除してくれるのは、ほこりのみ。

あの忌まわしき黒カビまで抑えられるものではない

特にこのエアコンの下で、毎日幼い子どもたちと食事をしていた無責任さも痛感した。

 できれば毎年エアコンクリーニングを頼めばよいのだが、毎年の汚れ具合を見てから判断してもよいのだろう

それでも数年に1度は、専門業者さんにエアコンクリーニングを頼もうと決意した年末だ。

あわせてよみたいイチ押し記事

・キレイなエアコンの下で、楽においしいオイシックスはいかが?(内部リンク)

【衝撃の1980円】オイシックスのおためしセットは、試さにゃソン!

・日常使いのミールキットならば、こちらもコスパ高し! 

【バツグンに安い!ヨシケイのお試しミールキット】料理下手な私の救世主 』

はじめに戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました