土日で親が限界なのに、保育士さんはなぜ毎日笑っていられるのか

もう尊敬しかありません

  子どもを2人育てて、ようやく気づきました。

 保育士さんって、本当にすごい。

 いや、「すごい」という言葉だけでは足りません。

 あの人たち、もう尊敬しかないです。

  子育てをしていると、親は土日だけでかなり消耗します。

 朝から全力。昼も全力。夕方になっても全力。

 公園へ行って、
 買い物へ行って、
 ご飯を食べさせて、
 兄弟ゲンカを止めて、
 片付けさせて、
 お風呂へ入れて、
 寝かしつける。そして、ようやく静かになったと思ったら、翌朝また最初から。

  

  しかも子ども達って、車で寝ても家へ帰ると復活しませんか?

 こちらはHPゼロ寸前なのに、子ども側は第二形態へ突入です。

 だから月曜日の朝、保育園へ送り届けた瞬間、親は心の底から思うのです。

 「ああ……保育園があって本当によかった……」

 そして笑顔で迎えてくれる保育士さんを見て、さらに思う。

 この人たち、毎日これを何十人相手にやっているのか、と。


保育士さんがいなければ、社会は回らない

  私たちは普段、当たり前のように子どもを保育園へ預けています。

 朝、送り届ける。
 夕方、迎えに行く。

 でも、これは本当にすごい社会システムです。

 もし保育士さんがいなかったら。

 もし保育園が機能しなくなったら。

 多くの親は働けません。

 会社も回らない。
 物流も止まる。
 地域社会も維持できない。

 特に共働き世帯が増えた現代では、保育園は社会インフラと言っても過言ではないと思います。

 つまり保育士さん達は、「子どもを見る仕事」をしているだけではありません。

 社会そのものを支えている。

 子育てを経験すると、その意味が本当によく分かります。


保育園の現場は、“超高難度マルチタスク”

 保育園の行事へ行くと、保育士さん達の凄さがよく分かります。

 運動会。
 発表会。
 季節イベント。

 保護者が見ているのは、完成された数時間だけです。

 しかし、その裏では膨大な準備が行われています。

 子ども達の練習。
 衣装準備。
 安全確認。
 進行管理。
 保護者対応。
 当日のトラブル想定。

 しかも相手は、小さな子ども達です。

 本番直前で泣き出す子。
 緊張して動けなくなる子。
 突然トイレへ行きたくなる子。

 当然、予定通りには進みません。

 それでも保育士さん達は、全体を回していく。

 しかも笑顔で。

女神に逢えました✨

  以前、園の発表会で、劇の進行をフォローしながらピアノを弾いている先生を見ました。

 しかも周囲の園児達の様子まで把握している。

 正直、「女神か」と思いました。私にはそう見えました。

 親ですら、自分の子ども一人で余裕がなくなる時があります。

それを毎日、何十人単位で見守っている。

しかも事故が起きないよう、常に神経を張っている。

あれはもう、“慣れ”だけでは説明できません。

特殊能力の領域です。


「子どもが好き」だけでは続かない仕事

  世の中には、「保育士さんって、子どもと遊ぶ仕事でしょ?」

 そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。

 しかし、実際は全然違います。

 保育士さん達は、“命を預かる仕事”をしています。

 転倒。
 誤飲。
 発熱。
 感染症。
 アレルギー。

 小さな子どもは、まだ危険予測が十分にできません。

 だから保育士さん達が、常に先回りして動いている。

 転びそうになる前に支える。

 ケンカになりそうな空気を察知する。

 体調不良の小さな変化に気づく。

 しかも最近は、保護者対応も複雑化しています。

 連絡帳。
 相談対応。
 お迎え時間の調整。

 家庭によって考え方も違うため、保護者への細やかな配慮も必要になります。

 つまり保育士という仕事は、体力だけではなく、高度な対人スキルも求められる仕事なのです。


コロナ禍で、保育士さん達は社会を支えていた

  特に感じたのは、かのコロナ禍のときでした。

 世の中が止まりかけた時期。

 感染リスクと隣り合わせの中でも、保育現場は完全停止できませんでした。

 消毒。検温。体調確認。感染対策。

ただでさえ忙しい現場で、さらに負担が増えた。

 それでも保育士さん達は、子ども達を守り、親を支え、社会を回してくれました。

 あの時期、保育士さん達がいなければ、多くの家庭は立ち行かなかったと思います。


保育士不足と、厳しい労働環境

 ここが、本当に難しい問題です。

 保育士さん達の仕事量や責任を考えると、もっと社会的評価が高くてもいい。

 そう感じる親は多いはずです。

 

 しかし現実には、保育士不足が続いています。

一人あたりの負担も大きい。

持ち帰り仕事の話を聞くこともあります。

もちろん園によって差はあるでしょう。

しかし少なくとも、「楽な仕事」ではありません。

 むしろ、かなりの重労働です。

それなのに、世間からは“優しい仕事”というイメージだけで見られてしまうこともある。

私はそこに、大きなギャップを感じています。


保育士さんの不祥事を見るたびに思うこと

 残念ながら、毎年のように保育に関する悲しいニュースも報じられます。

送迎バスへの置き去り事故や、園児への不適切保育。

もちろん、個人の問題があったケースもあるでしょう。

 

 しかし一方で、現場が極限まで疲弊していなかったか。

人手不足や長時間労働が影響していなかったか。

そう考えてしまうこともあります。

 もちろん、どんな理由があっても許されない問題です。

ただ、現場環境の改善によって、防げる事故やトラブルもあるのではないか。

そう感じることがあります。


保護者として、できること

 では、親として何ができるのでしょうか。

 私はまず、

 「保育士さんなら何でもやってくれる」

 という考えをやめることだと思っています。

 保育士さんも、一人の人間です。

 疲れるし、
 悩むし、
 落ち込むこともある。

 だからこそ、保護者側から支える意識も大切なのだと思います。


たった一言でも、きっと違う

 例えば、朝夕のあいさつを、きちんとする。

 「いつもありがとうございます」

 その一言を伝える。

 「うちの子、先生のこと大好きみたいです」

 そんな言葉を届ける。

 たぶん、それだけでも違う。

 

 特に若い先生ほど、不安を抱えながら働いていることも多いと思います。

だからこそ、“ちゃんと見てくれている保護者がいる”という安心感は、きっと支えになる。


保育士さんが笑顔で働ける社会は、子どもにも優しい

 保育士さんが疲弊してしまう社会は、子どもにも優しくありません。

逆に、保育士さんが安心して働ける環境は、子ども達の安心につながる。

そして結果的に、親も救われる。

 保育って、本来は社会全体で支えるべきものなんだと思います。

少子化対策という言葉だけではなく、現場を支える仕組みそのものが大切。

保育士さん達が安心して働ける環境は、未来への投資でもある。

子ども達を支えることは、社会を支えることだからです。


保育士さんは、今日も最前線にいる

  土日だけで、親は限界になる。

 それなのに保育士さん達は、毎日あの人数を相手にしている。

 笑顔で。
 走り回って。
 気を配って。
 命を守って。

しかも、それを当たり前のように続けている。

 

 子育てをして、初めて分かりました。

保育士さんって、本当にすごい仕事をしている。

だから私は、心から思います。

保育士さん達には、もっと感謝されていい。

そして、もっと報われていい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました