リメイク版アニメ『るろうに剣心』-【弥彦が急成長!】 私だけが気付いた!?漫画版との気になる違い Vol.4

  1. 【強すぎる!弥彦】漫画版とリメイクアニメ版との違い Vol.4
    1. 強すぎる弥彦の扱い
  2. 『るろうに剣心』が、青春のバイブル
    1. 『るろうに剣心』を語る私のこと
  3. 第14話 弥彦の闘い
    1. みどころ1 弥彦のヒロイン「燕(つばめ)」登場
    2. みどころ2 旧時代のしがらみに抗い、成長する弥彦
    3. 違い1:神谷活心流の理(ことわり)を薫が語る
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    4. 違い2:燕の「主家」長岡幹雄の扱い
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    5. 違い3:剣心が逆刃刀の相場を語る
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    6. おまけ1 原作3話分をアニメ1話に凝縮
    7. おまけ2 最後は弥彦の素振り&剣ダコ
  4. 第15話 その男、雷十太
    1. みどころ1 雷十太のけっこうな前フリ
    2. みどころ2 弥彦vs由太郎のライバルストーリー
    3. 違い1:前川vs雷十太がよりシビアに
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    4. 違い2:剣心vs雷十太が木刀で勝負
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
  5. 第16話 理想の男
    1. みどころ1 生意気だが士族の誇りをもつ健気な由太郎
    2. みどころ2 雷十太の強さがアップ
    3. 違い1:塚山庭園での「剣心vs雷十太」が白熱
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    4. 違い2:雷十太の名もなき配下4人
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    5. おまけ1 由太郎と雷十太の会談
    6. おまけ2 女性(燕)に優しい由太郎
  6. 第17話 決着
    1. みどころ1 剣心の大技の扱い
    2. みどころ2 弥彦&由太郎の未来
    3. 違い1:弥彦が由太郎を引き連れていく
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    4. 違い2:飛天御剣流「飛龍閃(ひりゅうせん)」がリメイク
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
    5. 違い3:哀れな雷十太にも救いの兆し
      1. 漫画版では
      2. リメイク版アニメでは
      3. 違いを考察
  7. まとめ 強すぎ!弥彦を上手くまとめた
    1. あわせて読みたいイチ押し記事

【強すぎる!弥彦】漫画版とリメイクアニメ版との違い Vol.4

 今回の「るろ剣の違い」は、第2幕に突入したアニメ第14・15・16話を分析。

今まで精神的な強さを見せつつも闘いの機会がなかった弥彦(やひこ)が、闘いに身を投じる。

ただ、この弥彦が強すぎる!

原作では10歳?くらいの設定のはずだが、刃物を持った大人もバシバシ倒していく。

しかしこの弥彦は、まだまだ序章。

京都編、人誅編では想像以上の活躍を見せる。

リメイク版アニメでは現実味を持たせるため、原作よりも多少活躍を抑えていくのか。

るろ剣,弥彦

 今回からリメイクアニメ版は、オープニング・エンディングともアップテンポな曲に刷新

先のOP・ED曲も深夜枠らしい独特な世界観が好きだったが、今回はよりアニメ向きの曲に変わった。

強すぎる弥彦の扱い

 原作で今後の弥彦は、京都編、人誅編と大活躍をみせる。

その強さが、作品中のパワーバランスをおかしくしているところがあった。

そのためか、続編の北海道編では、弥彦は東京で道場番として残ることに。

なんだか切ない扱いとなった。

『るろうに剣心』が、青春のバイブル

 私は『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚(めいじ けんかく ろまんたん)-』が、好きだ。

毎週「アマゾンプライム」で、リメイク版「るろ剣」の新話を心待ちにする日が続く。

毎週見ていく中で、ところどころ、原作の漫画版と異なるところに気づく。

私は思春期に漫画版を読み込んでおり、毎日1巻ずつは平気で読んでいた

リメイク版で変わったところは、原作漫画版に比べて高いクオリティでリメイクされている。

けれど当時の生粋のるろ剣ファンとしては、どこが違っているのかとても気になるのだ

そこで、その「違い」を肯定的に捉え、読者さんとマニアックに共有していきたい

るろ剣,弥彦

・なぜ「るろ剣」の違いを、記事にしようと思ったのか?その熱い思いはこちらから↓

リメイク版アニメ『るろうに剣心』漫画版との気になる違い Vol.1

『るろうに剣心』を語る私のこと

〇 私(スカイハイ)

 片田舎で男性公務員だったが、第2子誕生の際に1年間の育休を取得

育休後に復職するも、将来を見据え、退職・独立。

引き継いだ農地で小規模農業を行いつつ、ブロガーとしても活動中。

中学生のころから、『るろうに剣心』が大好きな少年だった。

京都編の弥彦の闘いを想像すると、今から目頭が熱くなりそうだ。

るろ剣,弥彦

 詳しくは、私のプロフィールへどうぞ(内部リンク)

第14話 弥彦の闘い

 あらすじ

 神谷道場唯一の門下生である弥彦が、時々稽古を抜け出すようになった。

剣術の修練にはまじめに打ち込んでいるが、弥彦には何か目的があるようだった。

行きつけの牛鍋屋「赤べこ」でこっそり働く弥彦、その目的とは?

「けど あれっていくらぐらいすんだろ?」

るろ剣,弥彦

みどころ1 弥彦のヒロイン「燕(つばめ)」登場

 るろ剣のヒロインは薫だが、未来の主役・弥彦からすると、そのヒロインは燕

作者曰く、作者の好みがモロに反映されたキャラクターらしい。

そのモチーフは、セーラムーンの土星の少女

それが明治時代風にアレンジされた可愛らしい風貌だ。

るろ剣,弥彦

みどころ2 旧時代のしがらみに抗い、成長する弥彦

 江戸時代からの理不尽な主家関係に悩まされる

それを見過ごせない士族・明神弥彦

弥彦は剣心たちに助けを求めることなく、自らの力で打開しようと奮闘する。

そんな弥彦を見て、燕からの呼びかけが「弥彦ちゃん」から「弥彦くん!」に変わる。

るろ剣,弥彦

違い1:神谷活心流の理(ことわり)を薫が語る

漫画版では

 剣心がみんなの前で、弥彦に「活人剣を振るうものは如何なる敗北も許されない」とその理を語る。

リメイク版アニメでは

 がみんなの前で、弥彦に「活人剣を振るうものは如何なる敗北も許されない」とその理を語る。

違いを考察

 人斬りだった剣心が活人剣の理を語るのも説得力があって良い。

しかし活心流の理は、師範代の薫にこそ譲るべきだろう。

「活人剣を振るう者は如何なる敗北も許されない」

るろ剣,弥彦

違い2:燕の「主家」長岡幹雄の扱い

漫画版では

 今回の敵役・長岡 幹雄(ながおか みきお)は、「甲元一刀流」目録の腕前らしい。

 窃盗の当日、弥彦は幹雄からカギをスって袋小路に逃げ、「一対一」×複数回の状況を作る

そこで、幹雄は「一斉に木刀を投げつけろ!」と命令する。

弥彦と真の一対一の闘いになった幹雄は、必殺浮足落とし」を繰り出す。

しかし、これは弥彦の左足での「武器破壊」によって、幹雄の刀が砕け散る。

弥彦、強すぎ!

リメイク版アニメでは

 なぜか「長岡幹雄流」と我流を名乗っていた(笑)

必殺の浮足落としも、前日の弥彦を囲んだ際に、技名を言わず飛び技として使っていた

この技で弥彦は膝をつき、周りのチンピラから袋叩きにあった。

窃盗の当日は、「じわじわ追い詰めろ!」と指示が変わっている。

必殺の「浮足落とし」は、弥彦の左足で防がれるも刀が折れるまでには至らなかった

違いを考察

 まずは「甲元一刀流」から。

おそらく原作では、実際に存在する「甲源一刀流」から着想を得たものとして登場。

堕落した幹雄に使用される反発を恐れたためか、幹雄は我流に落ち着く。

全ては想像だが、幹雄の腐れっぷりに嗤える。

原作の「木刀を投げつけろ!」も、実際では仕留め損なったら不利になるのは幹雄側。

「じわじわ追い詰めろ!」が現実的な手だと思う。

必殺の「浮足落とし」は、原作で弥彦といえども少年が初見の技を、武器破壊で破るのは困難。

あえて前日に体感させておき、弥彦の対応に説得力を持たせた演出だ。

刀が折れなかったのも、弥彦の軽い体重を考慮した結果だろう。

「弥彦、強すぎ!」という批判を抑えるための、リメイクだろう。

「そうだ・・・!俺の剣には守る者の命運が・・・・!!」

るろ剣,弥彦

違い3:剣心が逆刃刀の相場を語る

漫画版では

 弥彦が赤べこでこっそり働いていたのは、「将来、逆刃刀を買うため」と暴露。

左之助に爆笑されながらも、和やかなフィナーレとなった。

リメイク版アニメでは

 左之助に爆笑される中、剣心が弥彦の肩に手を置き「けっこう、するでござるよ」と語る。

違いを考察

 この違いは、るろ剣ファンとしてはかなりの衝撃だった。

かなり謎めいた新出シーンで、とても考えさせられた

 原作漫画の最終話では、剣心が弥彦に逆刃刀(真打)を譲る。

今回は、その前フリとして「弥彦が逆刃刀を買う必要はない」と匂わせたのか。

これは今後が楽しみな「やり取り」だった。

「逆刃刀を買うためだよ。いつか剣心くらい強くなったら俺も持ちてーから 今からその資金を貯めてるだけだって」

るろ剣,弥彦

おまけ1 原作3話分をアニメ1話に凝縮

 原作漫画版では、「弥彦の闘い」は前・中・後編の3話構成。

それがアニメ版では1話に、違和感なくぎゅっと凝縮

制作側の「燕は登場するけど、話数を考えて凝縮しよう」との考えがあったのではないか。

次の「石動編」に注力するのだろうか、がっつりリメイクされることを期待する。

おまけ2 最後は弥彦の素振り&剣ダコ

 新調されたED曲の後には、弥彦が竹刀を素振りし、手の剣ダコを見て身体の調子を確認し「よし」のひとこと。

これも全くの新出シーンで、弥彦の成長をしっかり表現したシーンだ。

次の石動編で弥彦にも闘いの場が与えられるのではないか、と期待してしまう。

第15話 その男、雷十太

 あらすじ

 門下生も豊富で盛大な前川道場、そこに出稽古にきた神谷活心流+剣心

様変わりする剣術の状況を憂う中、只者ではない剣気を帯びた男が、道場破りとして現れた。

みどころ1 雷十太のけっこうな前フリ

 原作以上に雷十太の強さアピールがされている。

みどころ2 弥彦vs由太郎のライバルストーリー

 前回の弥彦のヒロイン「燕」に加え、今回はライバル「由太郎」が登場

弥彦・由太郎とも、士族の誇りを持ち負けん気の強い気質

弥彦は、由太郎の剣術の腕がメキメキ上がるのを目の当たりにするが、まさかの出来事が剣心組を襲う

違い1:前川vs雷十太がよりシビアに

漫画版では

 雷十太の打ち込みでも、竹刀は折れない。

リメイク版アニメでは

 2本目で竹刀が折れるほどの力で前川に打ち込む雷十太。

その折れた竹刀で、戦闘不能の前川の首元を刺そうとする。

違いを考察

 原作の雷十太より、ドスが効いて迫力が増している

「己れの敗北も見えぬ 愚物が!」

違い2:剣心vs雷十太が木刀で勝負

漫画版では

 剣心vs雷十太は、竹刀で勝負

リメイク版アニメでは

 剣心vs雷十太は、なんと木刀勝負

違いを考察

 のっけからあれだけ竹刀を卑下していることもあって、ここで原作から思い切った転換

雷十太の必殺技「飯綱(いづな)」の威力に、説得力を持たせる形になった。

「見くびんじゃねーよ 剣心は実力の半分も出しちゃいねーって」

るろ剣,弥彦

第16話 理想の男

 あらすじ

 塚山庭園での会談は、破談に終わった剣心と雷十太。

しかしコケにされた由太郎は、後日(早朝!)弥彦に勝負を挑む。

剣術未経験であることがバレた由太郎だが、神谷道場で薫に剣術を教えてもらう。

しかし、剣心組に雷十太の魔の手が忍び寄る。

みどころ1 生意気だが士族の誇りをもつ健気な由太郎

 由太郎からも、弥彦と同様「士族の誇りを失わぬよう強くなりたい」と願う気持ちが伝わってくる。

そんな思いに応えるように、薫は丁寧に剣術を一から指導する。

弥彦は反発しながらも、由太郎の剣術の素質を認めていく。

みどころ2 雷十太の強さがアップ

 メンタル面の強さは克服されたか不明だが、必殺技「飯綱」の威力はアピールされている。

違い1:塚山庭園での「剣心vs雷十太」が白熱

漫画版では

 二人は一太刀交えたが、由太郎の父がお茶を持参。

「邪魔が入った」として、勝負はお預け。

るろ剣,弥彦

リメイク版アニメでは

 雷十太が何度も「飯綱」を繰り出し、パトロン宅の大木を伐採したり岩を切断する。

最後は剣心と打ち合うも、雷十太の刀が折れる。

違いを考察

 雷十太の「飯綱」の威力はアピールされていたが、なぜ刀を折られる?

この時点で、剣心の勝ちではないのか?

「吾輩に力を貸すか 吾輩に殺されるか お前の道は二つに一つだ」

るろ剣,弥彦

違い2:雷十太の名もなき配下4人

漫画版では

 由太郎が神谷道場で稽古をつけてもらっている際、雷十太の配下4人が剣心を急襲

ここでも、神谷道場がけっこう破壊される(笑)

リメイク版アニメでは

 この4人の配下は全てカット。

みんなはそのまま「赤べこ」へ。

違いを考察

 剣心の強さは、塚山庭園で由太郎が目の当たりにしているので、今更配下4人をダシに尺を使うこともない。

おまけ1 由太郎と雷十太の会談

 由太郎が師である雷十太に「神谷道場に出稽古にいきたい」とお願いする。

それを認められ、「雷十太に認められている」と嬉しくなる弥太郎。

これはアニメでの新設シーンで、これがタイトル「理想の男」の所以。

この場面があるからこそ、そのあとの雷十太のネタ晴らしで由太郎に思い入れしてしまう。

おまけ2 女性(燕)に優しい由太郎

 「赤べこ」で喧嘩する弥彦と由太郎

そこに立ち会った燕に、弥彦がすごむ

戸惑う燕を、由太郎が優しくフォローする。

るろ剣,弥彦

ライバル関係ながら実は異なる側面を持ち、弥彦がよりジェラシーを感じるというシーン。

これもアニメでの新設シーン

第17話 決着

 あらすじ

雷十太の必殺「飛び稲綱」を避けきれなかった剣心。

後方にいた由太郎も巻き込まれ、そのケガで剣術の道を絶たれてしまう。

剣心自身もケガを負いながら、決着をつけるべく雷十太のもとへ向かう。

るろ剣,弥彦

みどころ1 剣心の大技の扱い

 今話のみどころはなんといっても、剣心の大技・飛天御剣流「飛龍閃」の扱い

漫画版では、「親指でピーン!」だったが、剣心の腕力(指力?)でそんなに飛ぶかと不思議だった。

この技自体、ボツか?と思っていたら、前話で剣心はしっかり利き腕をケガ

これは、飛龍閃を出さざるをえない状況。 

るろ剣,弥彦

みどころ2 弥彦&由太郎の未来

 尊敬する師の裏切りにあった由太郎

雷十太自体はどうしようもないやつだったが、由太郎がその運命を乗り越えていけるのか

タイトルの「決着」は、剣心vs雷十太だけでなく、由太郎の決着も指しているのではないか。 

違い1:弥彦が由太郎を引き連れていく

漫画版では

 飛び稲綱を右腕に喰らった由太郎は、病院で安静にしている。

怒った弥彦は一人飛び出し、雷十太のもとにひとり駆けつけ勝負を挑もうとする。

リメイク版アニメでは

 弥彦が由太郎を雷十太のもとに連れ出し、剣心との決着を見届けさせる。

剣心は、いち早く雷十太のもとに駆け付ける。

弥彦&由太郎は、後から合流する。

違いを考察

 弥彦が由太郎のサポートに回ることで、よりライバル感を予感させている。

漫画版の「弥彦vs雷十太」は、弥彦が幼すぎてややリアリティに欠けたか。

「雷十太ァ!!由太郎の無念は俺がはらす!覚悟しろ!!」

違い2:飛天御剣流「飛龍閃(ひりゅうせん)」がリメイク

漫画版では

 右腕が動かない剣心が、間合いの外から雷十太を仕留めるための技

体の回転、左腕の力&親指で刀を発射し、雷十太の眉間に命中させて、勝負あり。

リメイク版アニメでは

 最初の刀を弾く動作は同じ。

そして刀の柄が命中してから、さらに逆刃刀で眉間に追撃し最後は地面に叩きつける

式尉(しきじょう)戦の左之助と同じ、パワーダンク系の技に進化させている。

違いを考察

 前回からさんざん突っ込んでいたが、漫画版よりも剣心の敏捷性を活かして技の厚みが出ている

その結果、説得力がずいぶん増している。

飛天御剣流「双龍閃」のような、見事な連続攻撃。

納得の決着。

 漫画版の飛龍閃は、志々雄編の「十本刀」戦でも再登場していた。

意外と、使い勝手が良い技。

「だが間合いの外からの攻撃ならば 拙者も可能ッ!」

違い3:哀れな雷十太にも救いの兆し

漫画版では

 剣心に本性を見抜かれた上で敗れ、弥彦の覚悟に人間性で負けた雷十太。

絶望に打ちひしがれ頭を抱えて、物語は終わる。

リメイク版アニメでは

 エンディングロール後に、まさかの雷十太の新設シーン!

地蔵にお祈りするお婆さんと孫娘。

狂った雷十太は、その二人を「殺人剣」の手にかけようと「飛び稲綱」を放つ!

しかし思いとどまったのか、命中して跳んだのは地蔵の首

転がった地蔵の首に気づいたお婆さんは、優しく首を戻す。

戻された地蔵の首は、当初とは上下さかさまで、笑顔になっていた。

仏の導きで救われたのか、雷十太は引き続き悔しい思いに打ちひしがれる。

るろ剣,弥彦

違いを考察

 るろ剣のリメイクアニメで、私が最も驚いた新設シーン

「飛び稲綱」というチートな飛び道具を引っ提げ、かっこよく登場した雷十太

しかしストーリー展開がうまくいかず、由太郎の引き立て役で終わる哀れなキャラクター

作者の和月氏も後悔していたことから、リメイクアニメ版では異なる展開を期待していた。

しかしストーリーは漫画版と同じで、最後に新設シーンで雷十太を救おうとしたのではないか。

本来ならば志々雄編の「十本刀」の一人として登場しても遜色なさそうなキャラだが、再登場はないだろう。

「この男の自信は粉砕された もう二度と剣客として再起は出来ん」

るろ剣,弥彦

 しかし、このムサい雷十太は剣心より年上っぽいが、幕末に何をしていたのだろう?

この力があればそれなりに活躍して、人を殺めることもあっただろうに。

リメイク版でもやはり扱いにくいキャラクターだった。

スタッフのみなさん、おつかれさまでした。

まとめ 強すぎ!弥彦を上手くまとめた

 今回は、弥彦のヒロイン、ライバルが登場し、弥彦の成長をしっかり見て取れた。

敵役はそれぞれしょぼかったが、これは「弥彦」という「るろ剣の未来への投資」。

その中でもやはり弥彦は強かった!

ただ、「弥彦、強すぎ!」という指摘を和らげるため、多少マイルドに抑えた。

あわよくば、雷十太相手にも一発ガツーンと決めるかと期待していた。

しかしそこは、弥彦の心の強さをアピールするにとどめている

るろ剣ファンとしては満足。

「由太郎!! てめえはこのまま・・・いじけたままで終わっちまう気かよ!!!」

るろ剣,弥彦

 次回は、左之助が主役

左之助の回想シーンで前フリもあったが、やはり出てきた「ボンバー津南」

左之助との再会を果たし、大それた計画を実行するのか。

剣心vs津南だけでなく、剣心vs左之助の幻の場面を見られるのか。 

「・・くそっ もう春だってのに 冷めた風が吹きやがる」

るろ剣,弥彦

次回も楽しみだ。

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